(鹿児島)
宮之浦岳の絵
しゃくなげと宮之浦岳
(2006・5・31〜6・2)


しゃくなげの季節に行きました




1日目
 天気予報では九州方面は明日から雨というのに、宮之浦岳の石楠花を見ようと出発した。
神戸空港から鹿児島空港を経て、午前11時に屋久島空港に着いた。

安房を午後1時30分のバスで紀元杉まで行き、ここから淀川登山口へと歩いた。
明るいうちに淀川小屋に着いた。男性2人と女性1人、そして私達の5人だけだった。
私達の他はみな下る人だった。明日は雨70%の予報。何とかはずれますようにと祈るような気持ちで横になった。

2日目
 朝、雨の音はない。急いで出発。薄曇で、時々薄日も射してきた。
花之江河から投石平に進むと、山の斜面いっぱいに石楠花の花々々。黒味岳も見えている。
富山から来たというご夫婦は「天候にも花にも満足している」と言っていた。
天気予報士が低気圧の力は弱いと言ったので、これはいけると思われたそうだ。
山頂は風が強く霧もかかったりきれたりで、シャッターチャンスはやってこない。
諦めて下山を始め、焼野三叉路まで来て永田岳へも行くことになった。

進むにつれて石楠花が多くなってきた。山に岩と石楠花を散りばめたようだ。
こちらは人にも出会わず、安定の悪い木道もあったりして慎重に歩く。
巨岩の連なったピークに何度かさしかかり、これが頂上かと思うとそうではなくて、さらに進むと、
とうとう巨大な岩の元にやってきた。
何処から登ればいいのか右往左往して、左手に太いロープを見つけた。
ロープの結び目をつかんでよじ登ると永田岳山頂だった。
先程の宮之浦岳も時々姿を見せてくれる。ゆっくりと展望を楽しんだ。
下山で振り返りながら永田岳を眺めていると、山頂の左の岩が何だかKONISHIKIに似ている様に思えてきた。
何だか愉快な気分になった。
焼野三叉路に戻って下りかけた頃から、雨になった。
2時間で新高塚小屋に到着。今夜はグループも多くて、結構いっぱいになった.。
淀川登山口 石楠花の中を行く
食パンのようなトウフ岩 石楠花と永田岳
3日目
 今朝も雨。雨の中を出発。
山道は雨で川のようになっていて、できるだけ靴が浸からないようにしたが無理というものだ。
そのうちに雨靴でも履いているようにザブザブと歩くのにも慣れてしまった。
大株歩道入口からトロッコ道を歩く。
楠川分れから山道へ入り、白谷雲水峡方面へ出る予定だった。
しかし白谷小屋の先の沢まで来ると、増水していて渡れそうにもなかった。
ゴウゴウと音がして・・凄い勢いだ。これは私達には無理ではないか・・。
白谷小屋に入って思案し、トロッコ道へ戻り、荒川登山口へ出ることにした。
小杉谷で休んで、なんとか4時に荒川登山口駐車場に着いた。
5時発のバスがあることがわかってホッと安心。

バスを待つ間にツァーのガイドさんや運転手さんからいろいろとお話を聞くことができた。
その1。今年の石楠花はたいしたことはないそうだ。
というのは石楠花は5年に1度見事に花を咲かせるらしい。それが去年だったというのだ。
その2。あの川の増水は、雨が止むとあっという間に引くらしい。
また少し上流に行くと渡れる所があるそうだ。ただし跳び越えねばならないが・・・
バスには1時間以上乗って、6時30分に民宿に入った。
1日目
紀元杉(14:40)→淀川登山口(15:25)→淀川小屋(16:05)

2日目
淀川小屋(6:00)→花之江河(7:40)→(10:40)宮之浦岳山頂(11:00)→焼野三叉路(11:25)→
永田岳山頂(12:35)→焼野三叉路(14:00)→新高塚小屋(16:00)

3日目
新高塚小屋(6:30)→縄文杉(8:00)→大株歩道(9:50)→楠川分かれ(11:05)→白谷小屋(13:00)→
楠川分かれ(14:40)→小杉谷(15:00)→荒川登山口(16:00)


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