(岐阜)
抜戸岳方面より笠ヶ岳を望む
(2005・7・15〜16)




笠新道を往復しました




1日目
 新穂高温泉から1時間で笠新道入口にやって来た。
2組の夫婦と一緒になった。この道はきついらしいと話しながら順に登りにかかった。
上の方に行くと雪が残っていた。空は曇。周囲の山も裾野だけが見えている状態だ。
期待の穂高もガスの中。ひたすら登って低木の中をぬけると、ぐっと視界が広がった。

杓子平にやって来た。思わず歓声!霧が晴れ、カールが姿を見せてくれた。
笠ヶ岳がすぐそこにあると感じた瞬間だった。息が切れそうだった体を休め、ジュースを飲んで一息つく。
それから抜戸岳分岐に向かっている時、カモシカを見かけた。ニホンカモシカに出会ったのは初めてだ。
抜戸岩を通過して、岩の積み重なった岩場を進むと雪渓が現れた。赤色でマーキングされた所を渡った。
岩場を登り詰め、やっと笠ヵ岳山荘にたどり着いた。
杓子平へ来ると急に視界がひらけてカールが見えた ニホンカモシカ発見!
アワモリショウマに止まったシジミチョウ
左の青いのがオスで、右に模様のあるメスがいる
キヌガサソウ発見!

 2階に案内されたら、2〜3人の若い人が付いて来た。バイトの人に教えているようだ。
明日は土曜日。山のシーズンの始まりだ。
窓の外は霧で山頂は見えないが、明日の天気はわからない。山頂へ行くことにした。
平たい岩の積み重なった上を歩いて、20分程で到着。大きなケルンがいくつも積み上げられていた。

夕食の時、弓折岳の方から来た人が「あっちは広い雪渓があって、方向が分からなくて危険だ」と話された。
赤いマーキングもなく、迷っていたら先に行った人が声を掛けてくれたので、何とか進むことが出来たそうだ。
下りはそのコースを考えていたが、笠新道を戻ろうと決めた。

2日目
 翌朝は霧と雨だった。杓子平への分岐で間違えて抜戸岳まで行ってしまった。
樹林の中を下っている時、途中、カメラを持った人が群っている。そのレンズの先に、キヌガサソウ発見。
めったに出会えないこの花。たぶん2度目だ。
天候には恵まれなかったが、この花に会えてよかった。
1日目
新穂高P(6:00)→笠新道入口(7:00)→杓子平(11:20)→分岐(13:15)→(14:50)笠ヶ岳山荘(15:20)→
笠ヶ岳山頂(15:40)→笠ヶ岳山荘(16:00)

2日目
笠ヶ岳山荘(6:20)→(7:30)分岐(8:00)→新穂高P(12:15)


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