(北海道)
雨竜沼湿原から見た暑寒別岳 雨竜沼湿原の池塘
(2007・9・24) (2007・9・26)


縦走も出来るけど、雨竜沼へは翌々日に行きました。



北海道の旅は中盤となり、次は暑寒別岳に登ろうと、増毛に向かった。増毛から暑寒荘までは近かった。
小屋に着くとストーブが焚かれて、10人位のグループが食事の準備をしていた。
そして、ここには消灯のきまりはないので、夜遅くまでにぎやかだった。
行く手に暑寒別岳の頭がのぞいている 山頂から黄葉の雨竜沼湿原が見えている
暑寒別岳山頂 2泊した暑寒荘
1日目
6時、登山口を出発。五合目の水場で休憩。やがて展望がきく所へ出た。、
札幌の男性が、十勝岳や旭岳が見えると教えてくれた。
十勝岳は噴煙が目印だ。海のむこうに利尻岳もうっすらと見えた。
滝見台に来ると、暑寒別岳の頂上がすこーし頭を見せた。
九合目に来ると登山道は一変し、長いロープの急坂となった。
登り詰めると山頂は目前。20分ほどで暑寒別岳山頂(1491m)に着いた。5〜6人の登山者がいた。
展望は良くて、右手に南暑寒別岳、前方に黄葉のまあるい平地が見える。あれが雨竜沼湿原だろう。

16時に下山し、今夜も暑寒荘に泊まることにした。
その夜は2人だけで、昨夜とはうってかわって静かだった。

2日目
朝から雨だった。ゴロゴロと雷も。天気予報を聞くと、あすは晴れるという。
それでは明日、雨竜沼へ行くことにしよう。
雨の中、新十津川を経て雨竜町へ移動。
今夜は南暑寒荘で宿泊する。山荘は新しくて設備も整っていた。料金は千円プラス協力金500円だった。
小雨は降り続いて、今夜も2人だけ。ストーブをつけてもらった。
湿原の木道は、時計回りの一方通行 左に南暑寒別岳、 右に暑寒別岳が見えている
湿原には百以上の地塘が点在している 宿泊した南暑寒荘
3日目
朝、少し雨が残っている中を出発。白竜の滝に着いた頃には、雨はいつの間にかやんでいた。
沢に沿って歩いたり、遠ざかったりして歩く。登るというほどではない。
湿原の入口に着くと、流れを横切る所に靴底の洗い場があって、外来種が入らないように配慮されていた。

湿原は一面に黄葉して、秋の風景だった。
沼は蛇行して流れており、模様を描くかのようだ。湿原は一方通行で歩けるようになっていた。
展望台で休憩していると、雲がきれて南暑寒別岳が姿を見せてくれた。
さらに待っていると、その右の暑寒別岳も姿を見せてくれた。2日前に登ったあの山を、今、東側から見ている。
暑寒別岳へはこちらから登る人のほうがずーっと多いそうだ。
今日は姿を見ることが出来たのだから、心残りはない。

それからニセコへむかい、五色温泉に泊まった。お湯は白濁で、どこかひなびた温泉だった。
1日目
暑寒荘(6:05)→滝見台(9:10)→(10:55)暑寒別岳山頂(11:45)→五合目(14:10)→暑寒荘(16:05)

2日目
増毛町から雨竜町へ移動

3日目
南暑寒荘(6:55)→白竜の滝(7:30)→雨竜沼入口(8:30)→展望台(10:10)→南暑寒荘(12:00)

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