(富山)
4日間晴天に恵まれました
天狗平から立山を望む
(2013・9・17〜20)


1日目
富山から立山へ、そしてケーブルカーで美女平へ、さらに高原バスに乗ります。
きょうは天狗平で降りて、散策しながら室堂へむかいました。

剱岳も見えていますし、山を見ながら天狗平を歩きます。といってもとっても広い!
ここが紅葉したら美しい風景となりますが、まだ早い。草紅葉が少し始まったばかりです。

地獄谷への道は、柵があって立入禁止となっておりました。
火山ガスがひどくなっているようです。室堂へまわり、みくりが池温泉に到着。
日本一高所の雲上の湯の宿です。秘湯を守る会の宿でもあります。

相部屋を頼めば2段ベットの8人部屋となりますが、食事は同じで豪華版!料金は山小屋と同じです。
ここで飛び泊をお願いしました。
明日は内蔵助山荘に泊まって、あさってはまたここに泊まるという計画です。

飛び泊と言ったら、フロントの人がニッコリされて、「ここの言葉をご存知ですね」と言われました。
そりゃあそうです。自分らでは定宿と決めております。
立山を山ガール達が行く 火山ガスのせいでハイマツが枯れていた
みくりが池温泉の豪華な夕食
月がみくりが池に写っている夕景

2日目
きょうは内蔵助山荘までなのでゆっくりめに出発し、まず雷鳥沢へ下ります。
称名川を渡り、大日岳へのコースを行き、新室堂乗越へと向かいます。
そこから御前小屋へのコースを行きます。

この尾根の道でライチョウに会ったことがあったのでもう一度を期待していたのですがーーー

晴天に恵まれたことは良かったですが、残念ながらライチョウに会える天候ではありませんでした。

御前小屋の前で剱岳を見ながら休憩して、別山方面に登ります。
剱岳がますます近くなり嬉しい限りです。

別山頂上に着きました。山頂は初めてです。2874mです。

そしてのぼるは別山北峰へも行きました。
やまよは休憩です。飽きることなく剱岳を堪能します。

そして内蔵助山荘へと歩きました。

内蔵助山荘までなら楽なもんだと思っていましたが、なかなかそうはいきません。
7時間もかかってしまいました。なめてはいけませんね。

小屋はこじんまりとしていて、なかは木目の美しい部屋でした。
長野県の佐久市から来たご夫婦といっしょになりました。
剱岳へ登られたそうですが、ご主人は一服剱までで、奥様だけが山頂へ行かれたそうです。
奥様の方が慣れておられるみたいです。
別山山頂はもうすぐです 別山山頂から剱岳を眺める
内蔵助山荘で御来光を待つ登山者 朝焼けが山荘と真砂岳を照らす
朝焼けが八峰を照らす 栗と殻付きピーナッツに見えるみくりが池とミドリ池

3日目
御来光が見えることで有名な小屋ですから、朝が楽しみでした。
でものぼるの一眼レフカメラは故障してしまいました。
デジカメだけで頑張って撮影しました。

朝焼けの剱岳を撮りたかったのですが、別山に隠れて八峰だけが見えていました。
それでも山の風景は大満足です。

それから出発して真砂岳の山頂に立ちました。
2861mです。この山頂も初めてです。

それから富士ノ折立への狭い尾根が見えています。
何回か歩いたけどこんな狭い尾根だったのかーーーやっと気づきました。
でも近くへ来るとそんなに狭い訳ではなく、すれ違いだって出来ます。

富士ノ折立へ着きました。
いつも素通りだけど今回はのぼるが山頂へ行くと言いました。
やまよはカメラで追いかけました。
そしてのぼるは岩の山頂で手を振ってくれました。2999mです。ここも初めてです。
3つのピークに立てて満足ののぼるです。

それから大汝山へ着きましたら小屋の窓ガラスに張り紙がありました。

2014/6封切りの東宝映画「春を背負って」の舞台で、ロケ現場です。
是非映画館に足を運んでください。と書いてありました。

大汝山の山頂からは黒部湖や黒部ダムが、眼下で緑色にきらきら光っておりました。
かっての「黒部の太陽」を見るにつけ、今は観光客を惹きつけているのはきっとこれも計画だったのですね。
そして富士山も見えましたし、遠くの山並みまで見渡せました。
室堂平を眺めるとみくりが池とミドリ池が栗と殻つきピーナッツに見えて、面白かったです。
何でも食べ物に見えるなんて笑ってしまいました。

それから雄山へと歩きました。
雄山神社登拝記念の鈴をつけた登山者と行き交いました。

雄山ではゆっくりと休憩して展望を楽しみました。
登山者は若い人が多かったことが印象に残りました。
山を楽しむ若い人が多いことはなぜか嬉しいのです。

そして一ノ越〜室堂平へと下りまして、みくりが池温泉に飛び泊です。
これからあの尾根を通って富士ノ折立へむかう 富士ノ折立(右)のむこうに剱岳が見える
富士ノ折立山頂に立つ 雄山神社で神主さんと参拝者がお話している

4日目
前から行きたいと思っていた所へ寄ってから帰ることにしました。
それは玉殿岩屋と日本最古の山小屋立山室堂で、現在の室堂山荘の横にあります。

まず玉殿岩屋へと下りました。洞窟は2つありました。
映画「剱岳・点の記」で見た所と思われ、今は可愛い石仏が並んでおりました。
無事な山旅を感謝して手を合わせました。

立山室堂の前で山の絵を描いている人がいましたが、小屋は無人で協力金の箱が置いてありました。
小屋はいくつかの部屋に分かれていましたが、柱の太くて丈夫そうなのにはさすがと思いました。
これなら深い雪にも耐えられそうです。古き良きものに出会えました。

そして室堂ターミナルから高原バスに乗って帰途に着きました。
玉殿岩屋の周辺 2つある岩屋のうちの1つの岩屋
重要文化財の立山室堂 わたげのチングルマ
1日目
天狗平(14:40)→みくりが池温泉(16:00)

2日目
みくりが池温泉(8:00)→御前小屋(12:00)→(13:20)別山(13:50)→内蔵助山荘(15:45)

3日目
内蔵助山荘(6:45)→真砂岳(7:00)→富士ノ折立(8:15)→大汝山(8:55)→(9:45)雄山(10:30)→一ノ越(12:00)→みくりが池温泉(13:20)

4日目
みくりが池温泉(8:00)→玉殿岩屋(8:40)→立山室堂(9:00)→室堂(9:30)


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