オーラ写真倶楽部

実機について 1997年、セガ・エンタープライゼスより登場。
同社の大ヒット作「プリント倶楽部」の派生機種の一つ。
人体から発する見えない光「オーラ」を撮影して占う、業界初のプライズ機(占いマシン)である。
「オーラ」とは、人や動物などの生命物の周囲を取り巻く様に存在するエネルギーとされる。
オーラは心の中の思いや感情が体外に放出される時のエネルギーの形として認識されており、
心の動きやコンディションによって色が異なる。

基本的に2人で楽しむゲームだが、1人プレイにも対応している。
モニター画面上部にはカメラが設置されている。
操作は決定ボタンと左右選択ボタンのみ。左右ボタンの両側には左手(1P)・右手(2P)の手形センサーがある。
料金を投入してスタートし、画面の指示に従って1人目が左手・二人目は右手を手形センサーに載せる。
続いて画面の指示に従い、占う人数・性別・年齢・占うジャンルを入力する。
データ入力後、画面に表示されたフレームに自分の顔を合わせ、決定ボタンを押して撮影する。
(1人プレイは中央、2人プレイは左右に並んで撮影する)
撮影後、1人プレイでは背後にオーラを纏った自分の写真とその解説・占いの結果、
2人プレイでは背後にオーラを纏った二人の写真と、占ったジャンルでの二人の相性、
更に占いの結果と今後のアドバイスが印刷された紙が排出される。
撮影されるオーラは大きく分けて、内側のオーラ・外側のオーラ・喉のオーラの3か所があり、
オーラの色と意味を知る事で、自分の秘められた性格や二人の今後の行く末などが分かる。

【関連項目】


「プリクラ」ヒット以降、同社では利用者の顔写真やプライベートデータを取り込んでグッズを制作する
プライズ機を「メイキング倶楽部シリーズ」と銘打ち、様々な機種を展開している。

【メイキング倶楽部シリーズ】

  • ネーム倶楽部(1996年)…オリジナル名刺を制作するプライズ機。
  • スタンプ倶楽部(1996年)…オリジナルスタンプを制作するプライズ機。開発はデータイースト。
  • アロマ倶楽部(1997年)…質問に答えていくと、現在の自分にピッタリなアロマオイルを制作してくれるプライズ機。
  • カレンダー倶楽部(1997年)…愉快なフレームと自分の写真を組み合わせて、オリジナルカレンダーを制作するプライズ機。開発はホープ。
  • コロコロくらぶ(1997年)…「スタンプ倶楽部」の派生形で、オリジナルのローラースタンプを制作するプライズ機。
  • 似テランジェロ(1997年)…撮影した自分の顔から自動的に似顔絵シールを制作するプライズ機。オムロンとの共同開発。
  • カオナフレンド(1997年)…撮影した自分の顔からオリジナルメッセージカードを制作するプライズ機。開発はヒューマン。
  • ネイルプリ(2015年)…オリジナルのネイルシールを制作するプライズ機。厳密には「メイキング倶楽部シリーズ」ではない。

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