スタンプ倶楽部

実機について 1996年、セガ・エンタープライゼスより登場。
同社の大ヒット作「プリント倶楽部」の派生機種の一つ。
セガとデータイーストとの共同開発による、世界初のオリジナルスタンプ(ハンコ)を制作するプライズ機である。

筐体正面にはカメラが設置されており、その下にタッチパネルモニターがある。
他シリーズの様なレバーやボタンは無く、操作は全てタッチパネル上で行う。
料金を投入してスタートすると、8色用意されているスタンプインクから好みの色のインクを1色選ぶ。
インクを選択後、筐体下の排出口から箱に入った「スタンプのもと」が排出される。
「スタンプのもと」を箱から取り出し、画面の指示に従って筐体正面の「スタンプメーカー」にセットする。
準備が整えば撮影モードに移行する。好みの背景デザイン(3タイプ60種類)を選択して画面の指示に従って撮影する。
4回連続でポーズを変えて撮影した後、画面に表示された4つの写真の内、好みの1枚を選択すると約20秒でスタンプが出来上がる。

専用ケースは4色(ピンク・ホワイト・グリーン・ブルー)。スタンプは約200回ほどの使用に耐えられる。
更に玩具メーカー「タカラ(現・タカラトミー)」もセガと提携し、「プリント倶楽部」で制作したシールを用いて
自宅でオリジナルスタンプを制作する玩具「MYスタンプ倶楽部」を発売している。


「プリクラ」ヒット以降、同社では利用者の顔写真やプライベートデータを取り込んでグッズを制作する
プライズ機を「メイキング倶楽部シリーズ」と銘打ち、様々な機種を展開している。

【メイキング倶楽部シリーズ】

  • ネーム倶楽部(1996年)…オリジナル名刺を制作するプライズ機。
  • オーラ写真倶楽部(1997年)…体を覆う見えない光「オーラ」を撮影する、ちょっと変わった占い機。
  • アロマ倶楽部(1997年)…質問に答えていくと、現在の自分にピッタリなアロマオイルを制作してくれるプライズ機。
  • ネイルプリ(2015年)…オリジナルのネイルシールを制作するプライズ機。「メイキング倶楽部シリーズ」ではない。

別館入り口に戻る