ボスコニアン

実機について

"―BLAST OFF!!―"

1981年11月、ナムコから登場。
横画面モニターを採用した、自由スクロール式シューティングゲームである。

8方向レバーと1ボタンで自機を操作する。
ボタンを押すと、自機の機首と尾部から同時にミサイルが発射される。
フィールドは行き止まりが無く、画面は上下左右繋がっている。
画面のレイアウトは、前年稼働した「ラリーX」に準じており、右側にレーダー画面がある。
レーダー画面には、大まかに敵前線基地の位置が表示されている。
更にレーダー上部(ラリーXでFUEL表示に当たる部分)には、現在の戦況を示す「コンディション」表示がある。
これらはコンディションの色と、コンピュータボイスによる音声で逐一表示される。
レーダーを頼りにフィールド内を捜索し、敵の前線基地を発見して全て破壊するのが目的。
前線基地の砲台以外の敵は弾を出さないが、衝突するとミスになる。

[コンディションの状態]
【GREEN】…敵の攻撃は殆ど無い。比較的安全な状態。
【YELLOW】…敵の攻撃あり。
【RED!!】…敵の総攻撃。非常に危険な状態。スパイシップを逃すとこの状態になる。

[登場キャラクター]
【アイヒ】…三角形状のミサイル。自機を執拗に追跡する。
【プルーア】…ブーメラン状のミサイル。自機を囲むように接近する。
【エッドール】…円柱状のミサイル。前線基地のコアが開いた時に発射される。
【スパイシップ】…ステージが進むと登場する。画面外へ逃すと敵の総攻撃が始まる。
【前線基地】…敵の大型基地。2種類存在する。球形の砲台6台全て破壊するか、コアを破壊すると消滅する。
【アステロイド】…フィールドに散らばる小惑星。敵・自機問わず、当たり判定がある。
【コスモマイン】…宇宙機雷。破壊すると爆風が広がり、敵・自機問わず巻き込まれると破壊される。

【関連作品】
・「ブラストオフ」…ステージクリア型の縦スクロールシューティング。ショットが切り替え式になった。
・「ファイナルブラスター」…PCエンジン向けのオリジナル作品。ステージクリア型の縦スクロールシューティング。
・「スターラスター」…ファミコン向けのオリジナル作品。疑似3Dシューティングゲーム。前線基地が補給基地として再利用されている。

後付け設定であるものの、当作品を含めた上記の古い作品も、1990年の業務用作品「ギャラクシアン3」の登場と、
プレイステーション向けのオリジナル作品「スターイクシオン」(1999年)での設定を基に、
バンダイナムコエンターテインメントによる、一連のSF系ゲーム作品「UGSFシリーズ」の一つとされている。

作品について&戯言 ナムコの往年のビデオゲーム筐体は、当ミニチュア展示サイトを立ち上げた時から制作構想がありましたが、
複雑に描かれたサイドパネルの表現など、まだまだ腕が追い付かず、たまたま早い段階で資料が揃った
ゼビウス」や「ジービー」が限界でした。
しかし、10年以上も様々な筐体ミニチュアを作りながら、同時にペイントソフトの扱いも少しずつ上達してきました。
そして2016年暮れに「ナムコアーケードゲームマシンコレクション」と言う、縮尺1/12のミニチュアシリーズが発売されまして、
早速、作者も購入した筐体ミニチュアを手本に、一連のナムコのレトロゲーム筐体を制作しました。
このミニチュアシリーズと同様に「ギャラクシアン」「パックマン」「タンクバタリアン」「ラリーX」「ギャラガ」の制作に入りましたが、
でも普通に5種類作っても面白くないので、もう一つ追加することに…
「ナムコアーケードゲームマシンコレクション」シリーズ関係で検索してみると、恐らく当時のナムコ社内でのデザイン検討用と思しき、
「ボスコニアン」筐体ミニチュアの画像を発見出来たので、コレを手掛かりに、POPやパンフレットなどの画像から
加工してパネルなどを制作しました。

このゲームは小学校低学年だった当時、自分の行動範囲では設置されている店が少なくて、
隣町の住之江区にある駄菓子屋で、偶然見かけて遊んだ事がありました。
全方向に移動可能で、更に弾が前後に発射出来たりと、自機の攻撃力が高いお蔭で初プレイでも長く遊べました。
ステージ3まで行ったかな?
でも結局、業務用で遊んだのはこの一回切りでした。

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