工房の建設の記録U(’02.1〜12)
 

UP Date '05.4.13

工房建設記録Uの目次
☆ 外壁と樋の工事  ☆ 換気口と電気工事  ☆ 給排水の配管工事  ☆ トイレの造作 
☆ 洗面所の造作  ☆ 台所の造作  ☆ 階段の施工 
☆ 平面図  ☆ Home へ  ☆ 工房建設記録「T」  ☆ 工房建設記録「V」  ☆ 工房建設記録「W」 


<外壁と樋の施工>

’02年の年が明けて1月10日の夕方、約20日ぶりに現場に入る。防水シートが風雨にさらさ れた為か、しわが出来て波打っていたが無視して作業を進める。 翌11日から、昨年やり残した外壁下地の胴縁の取り付けから始める。

<午後4時前に家から義母が危篤との電話が入り、即刻作業中断して。西宮の病院に走 るが間に合わず霊安室での悲しい対面となった。それから通夜、告別式から忌明けまで とあわただしく時が過ぎていった。>

3月4日 53日ぶりに現場に入る。風邪気味の体調と長いブランクのためか翌日もぶら ぶらして仕事にならなかった。防水シートのしわがさらに大きくなり波打っていた。
3月7日 小雪ちらつき寒い、昼前に一年越しの胴縁の取り付けがやっと終わる。 午後からいよいよ外壁貼りの工事に着手、見栄えに関わる大事な工事なので慎重にやる。板の寸法切り、 塗装(本実”ほんざね”の接合部のみ)、胴ぶちにボンド塗布、本実の接合部の叩き嵌め、釘穴明け、 釘打ち、が1サイクル、リハーサルをしたあと。長さが短いロフトの壁からスタートする。 3月9日 妻側の壁の上端は屋根の傾斜角に合わせて切断したり、軒桁・母屋・棟木の各々の貫通部分を 切欠くときに、必要な部分の方を切欠いてしまい、貴重な材を没にすることが何回かあり、年齢によるボケの為と あきらめて独りで泣き笑いをした。
3月20日 ロフトの外壁貼りを2週間かけて完了して、明日からサッシ周りと、壁と軒下との隙間のコーキング を行う。コーキングする所にマスキングテープを貼る作業は足場を上下、左右に移動して行うがたびたび足場の パイプで頭を打った。
3月23日 コーキングの途中だが20日間の滞在を終えて西宮へ帰る。

<上の写真の左下に写っているのは小鳥のエサ台です。>
<今月の初めの頃から裏山で昼はウグイス、夜はフクロウの鳴く声が聞こえるようになってきた。>

3月28日 現場に戻る。翌日からコーキングの続きをする。コーキング剤を注入する隙間は 5ミリぐらいが適当らしいがそれより広いところは入れにくくなるので、隙間に詰め物をして施工した。
3月31日 コーキングが終わり、塗装(キシラデコール)に着手、4月5日に塗装完了。今までこんなに広い 面積を塗った経験はなく、刷毛も色々と試したが楽な仕事ではなく、連日にわたり腕をかなり酷使した。 ロフトの外壁は塗装を含めて約1ケ月かかって完成した、1階の壁の面積はロフトより広い。 1階は何日かかるでしょう?今までに工程表を作った事は無く、全て出来なりで進む。
4月5日 午後より1階の外壁貼りの工事に着手、1階は足場の昇り降りは楽だが、板が長い(約3m)、 1枚貼るのに、胴縁にボンド塗り、本実接合の叩き嵌め、ドリルで釘穴明け、釘打ち、釘締メ、等で板の 上から下の間の足場を、うまくいっても2〜3回昇り降りをすることになる。 また風の強い日は、持った板が風にあおられて足場の上でバランスを崩した。二人でやれば楽なことは分か っているが、独りでやりたいのです、時間は倍以上かかっても気兼ねなくやれるのが良いのです。

<壁に貼る板は5,6枚まとめて規定の寸法に切断して、取付後に塗装が出来ない為、事前に本実の部分と上下端 の裏面に塗装しておく。塗装した板を地面に並べて乾かすあいだ、ポカポカ陽気、遠くの辺りまで人の気配なし、 のどか過ぎる、ああ、いま田舎にいるんだなあと実感する。>

4月12日 壁貼りを中断して樋の工事をする。雨のときの外回りの仕事で樋の効用がわかったので最優先でする。 材料の仕入れ先はホームセンター、3軒目の店で、コスト高だが樋の断面が角形のものに決めて、買おうとしたが 店の軽トラの貸し出しエリア外なので借りることができづあきらめて帰る。 翌日、近所の家で軽トラを借りて昨日の店に行き、樋の材料を購入して昼すぎに現場に搬入する。 午後から雨になったので、樋受け金具の取り付けピッチや水勾配を検討する。
4月14日 金具の取付の前に、すべての金具を軒のハナ隠しの角度にあわせて曲げる、次にハナ隠しに水糸を張って 金具を順次、水勾配に従って取付ける。翌日は軒樋を所定の長さにつなぎ、集水器と接着し受け金具に固定していく。 樋の工事は始めてだが面白い、ただ足場の一番上で無理な体勢で作業する為、足場のパイプに体をロープで縛り安全を 図った。20日〜22日まで西宮へ帰る。23、24日と樋の工事再開、大屋根に2本と1階屋根に1本を 取付けのあと縦樋の金具を壁に打ち込み、縦樋を大屋根の集水器からエルボで曲げたりして1F屋根の集水器に導き、 そこからさらにエルボで曲げたりして地面まで下し、樋の工事は完了する。
4月25日 1階の外壁貼りに戻る。杉板も湾曲してクセがあると取付けに時間がかかる、またサッシ等の開口部 では上と下に別れて貼ってきた板が合流するときに上下の寸法がズレて補正に手間がかかった。

<5月に入りシャクナゲ狩や、お隣さんのアトリエのパーゴラの建て方の応援や、身内の結婚式、パソコンの ADSL化、畝を作ってトマト、ナスビの植え付け、などで延べ10日間ほど外壁貼りが出来なかった。 20日に関電に低圧の受電申込書を提出する。>

5月21日 外壁貼りは完了する。あとはコーキングと塗装をするだけになった。業者がサービスで延長してくれた 足場の使用期限は今月末だ、なんとかそれまでにコーキングと塗装を終わらせなければならない。26日にコーキング がおわり、余計な頼まれ物の額縁の製作に2日かかる。大事なときでも断れなかった。
5月29日 塗装開始。
5月31日 朝から業者が足場の撤去に来る。未塗装部分が残ったが脚立で塗れる所なので問題なし。 6月2日に塗装も無事終了。休養の為、3日ほど西宮に帰る。
<足場が取れて、すっきりした建物の外観をみて、やれば出来るんだ、よく頑張ったと感慨にふける。 これからは、もっと遊びも入れながら仕事も進めていきたいと思う。>

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<換気口と電気工事>

6月6日 知り合いの電気工事屋さんで用意してもらった電材を持って現場に戻る。
涼しくなるまで休憩してから、ロフトの外壁に換気口(Φ100)を2箇所穴あけをする。翌日、そこに塩ビ パイプ固定して、外壁との隙間をコーキングする、コーキングが固化してからアルミ製のベントキャップを挿入 して固定する。


左の写真は上の写真を外側から見たものです、北側の換気口は裏テラスの桟を足場にして施工できたが, 南側の換気口は足場にするものが無く、ハシゴでは不安定なので、仕方なくロフト内で固定した足場板 を窓から突き出して、その上に乗って、アクロバティックな体勢で、外壁に換気口の穴あけをしたが怖かった。 足場が無くなってからその必要性がわかった。

<この季節になってホタルが飛ぶようになり、夕食の後、近くの小川に見に行った。また家から持ってきた アジサイの植え付けなどもした。そしてサッカーのW杯も気にかかった、残念ながらここにはTVが無い。>

6月8日 前日に電気の一次側幹線の引込みをする。二次側幹線引込みから分電盤までの配線と 分電盤の取付けをする。写真の場所はキッチンで勝手口も見えます。 幹線の配線はケーブルが太い(14)為、普通の力で引っ張っても思うように動いてくれ ないので疲れた。
電気工事の途中で最近に購入した、電動工具のジグソウを使ってみたくて、板をくりぬいて作る額縁を 20枚余りの製作して、4日かかる。

<電気工事の資格は25年ぐらい前に、勤めていた会社が倒産した際に取得しました。>

洗面所の配管と電気の配線。配管はガス屋さんと水道屋さんがやりました。
左の写真の壁に貼られたコンパネは業者が躯体工事をした時に1間幅の、壁が無く、 半間の壁では筋交よりコンパネの方が強度的に有効との大工さんの考えで施工された。
それでも不安なので、6月13、14日の2日間で全てのコンパネ部に筋交い取りつける。 この頃にはこんな工事は普通に出来るようになっていた。
さらに電気工事を続行してキッチン、居間、アトリエ、風呂、トイレ、ロフト、外灯、廊下、と電灯と コンセントの配線とスイッチボックスの取付をしていった。またそれと並行する形で屋内の建材の移動や 電気配線の前にやるべき壁の下地の造作なども行った。電気工事の資格は若い頃に取得しており、其の頃の ことを思い出しながらも、作業に集中している内に6月も終わり、7月に入る。

7月1日〜5日まで所用で西宮に帰る。 6日午後に現場に戻り、7日から電気工事を続行、アース棒を地中に打ち込み、幹線を圧着して分電盤に接続する。
7月8日 電気工事が一応終わり、最寄の関西電力営業所に竣工届を提出に行く。
7月9日 近電により電気の引込み工事が完了する。左の写真の中央の下に電気のメーターが付く。

外から見たキッチンの換気扇のフード。この工事はシステムキッチンの仕様書の図面を見て外壁を開口するのだが、 少々自信が持てないまま壁に開口をして、別に作っておいた木枠を取付けた。後日、設備屋さんがシステムキッチンを 据付に来たが、問題無く据付けられてホットした。

<最近になって、夜が白み始める頃から裏山でヒグラシが鳴くようになってきた。>

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<給排水の配管工事>

7月10,11日で業者による屋内の給排水の配管が終わる。
これ以降は床の断熱材と床板貼りの工事が可能になった。

<この頃から作業中にハナミズがでる体調の異変の兆候が起こる。当時は気づかなかったが、過労と ストレスが蓄積していたのではないかと、いま振り返って思う。>

7月16,17日で業者による屋外の給排水の配管が終わる。
業者による工事と並行して洗面所の壁や天井の下地の工事を行う。
7月22日 近所の人に軽トラを借りてホームセンターに床用と壁用の断熱を買いに行く。この日は 大変暑い日で、クーラーの効かない軽トラで日中に買い物をして、炎天下で荷物の積み込みをしたことが 体にきつかったことを思い出す。
7月25日 トイレの床と壁に断熱材を入れる。長袖のシャツを着て、首にタオルを巻いていたが 汗をかいた肌がガラス繊維でチクチクしている。
7月26日 業者によりガス給湯器が取付けられて、テスト焚きした初風呂に入る、完成はまだ先だが 使える物はすぐに使わせてもらう。7月27〜29日まで洗濯のため西宮に帰る。


<トイレの造作>

7月29日 ホームセンターでサッシの内側に取付ける額縁材等を買って現場に戻る。
内部の造作の手順は床貼りが先らしいが、洗面所、トイレ、廊下等の各区画の床をどのように仕切るのか、 敷居を設けるのか、設計が決まっていたらそのとおり進めれば良いのだが、細部の設計はなくその時々 で考えるので着手が遅れる、本職の大工さんなら問題ないものでも素人の中高年は深刻に悩んでしまいます。 今回の1階の床材は全てムクの桧板で施工する。
  7月31日 初めて床貼りをして感じたことは、床面は真四角ではないと言うことで、張り始め の一枚目の位置きめに気を使った。そして最後の一枚でつじつまをあわせる。このことは壁、天井面でも おなじことが言える。
<裏の畑でトマトを7個を収穫する。>
8月1日 トイレ、洗面所のサッシ用の額縁作りと併行してトイレの床貼りが夕方に完了する。 翌日から内壁貼り、途中からハナミズが止らず作業を中断する。
8月3日 昼前に友人が西宮から見学に来て2時過ぎに帰る。サッシ側の内壁を張り終える。 ハナミズはビタミン剤を飲んだら止った、やはり夏ばてか?少しペースダウンをした方がよいようだ。
8月4日 トイレのカタログを見ていて、埋込み式の収納棚を作ることを思いつき着手する。6日に 完成して取り付けする。
8月7日 収納棚の左側より壁貼り再開。ハナミズが出る中で頑張って左側の壁貼り完了。業者に トイレ用ドアーを発注する。(唯一の既製建具31、000円) <近所で週末に大阪から畑作に来る先生の作ったスイカがイノシシにやられる, 先生はショックを受けてやる気をなくしてそのまま大阪に帰ったらしい話を聞いた。>
8月9日 設備業者が便器と手洗器を据付に来る、これで気兼ね無くトイレが使用できる。 引き続き、壁貼りから天井貼りをして、夕方に気分良く西宮に帰る。
8月16日 昼すぎ1週間ぶりに現場に戻る。畑の雑草抜きや、トイレ天井貼りを完了して。夜は 売主で道場主のUさん、建築業者のI商店の社長さん達と隣のT先生の庭で焼肉パーティーをする。

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<洗面所の造作>

8月18日 洗面所の床貼り前に、洗面所の床に続く居間入口に敷居を取付してから洗面所の床に 床用の断熱材を入れる。今日はハナミズは止っていた。翌日から床貼り開始、途中で売主さんの道場の照明灯 の工事をしながら、22日に床貼り完了。洗面所のトイレ側の壁貼りをする。
8月23日 洗面所の外壁側の壁に断熱材を入れ、内壁を1枚貼って工事終了。神戸の地蔵盆に行き 西宮に帰る。25日ホームセンターでトイレ用の照明器具を買って現場に戻り照明器具を取付ける。
8月26日 トイレ用ドアーの取付段取り、ドアー枠の仮取りつけ。翌日ドアー枠の芯出しと固定、 ケーシングの寸法切と取付、戸当りとドアーの仮取付まで。既製品は全てが揃っているので施工は簡単で 早い。ただドアーが重くて一人で苦労した。
8月28日 ドアーの微調整は既製品としては優れもので簡単に精度良く調整出来た。
朝から業者が玄関ポーチと裏テラスのコンクリート打ちの工事をして帰る。コンクリートが少し固まって から、押さえコテの仕上げを頼まれてやったが、ハナミズ止らず出来が悪かった。
8月30日 洗面所の壁貼りは風呂側と廊下側と天井貼りを除いて一旦終わり。明日から台所の 造作にかかるため、台所に置いてある材料を移動する。


<台所の造作>

8月31日 朝から台所に床用の断熱材を入れる為に根太の下面に受桟を取付後に断熱材を入れる。 翌日から床貼り開始、快調に写真の状態まで床貼りして、夕方に西宮に出発。
<定年後2年が過ぎ健康保険の任意継続から国民保険に切替え手続きに役所に行く。 また初めてハナミズの治療を受ける。そして禁煙を始める。>
9月9日 昼ごろ現場に戻り、床貼りを11日まで行い完了。翌日は裏テラスに雨どいの取付をする。
9月13日 近所の知人に軽トラを借りて壁用の断熱材と台所用の不燃性の天井材と勝手口サッシ用 額縁材をホームセンターに買いに行く。午後から台所の壁に断熱材を取付ける。翌日は朝から勝手口サッシ用 の額縁を作り、塗装下塗り迄する。
9月15日 ホームセンターで軽トラを借りて台所の壁の下地のベニヤ板を買って帰り、貼る。翌日も 続きを貼り、流し周りのみ完了。4時過ぎ西宮に出発。
9月22日 通院やお彼岸の法要などを済ませて午後に現場に入る。翌日は布団干しや家の周りの整地 等して過ごす。24日、25日不燃性の天井材を貼る。<co-op より冷蔵庫搬入> 26日、27日は終日整地作業、体調が不快。
9月28日 午前10時、元の職場の先輩の葬儀の為に西宮に帰る。30日の昼過ぎに現場に戻り 台所に不燃性の天井材を3枚貼って天井は完了。

<工房建設は体調不良で重大なピンチに陥りそうな気配がして来た。はたして 工房は完成するのでしょうか?とは、当時は全く思はなかった>

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<階段の施工>

10月1日 階段も既製品をやめて手作りでやる。材料は棟上の時に足場に使った「歩み板」を直階段の 踏み板にするために5枚に切断する。咽喉あたりが不快で仕事が進まずブラブラして過ごす。
10月2日 朝から業者がシステムキッチンを搬入して据付ける、ガス屋さんも来て配管接続完了。水道は 8日の接続になる。今日は立会いと見学しただけで、3時過ぎに病院の予約で西宮に帰る。
10月3日 病院で診察してもらって、夕方に現場に戻る。翌日は階段の側板の下4段の切込みをする。 今日は体調は良かった。
<10月5日 丹波年輪の里の「アートクラフト・フェスティバル・イン・たんば」に友人が出展しているので応援 に行き、楽しい1日を過ごす。>

10月6日 午前中は建物の周りの整地、午後は階段の側板の切込みを少しだけする。翌日はI商店で用意し てもらった廻り階段に使う踏み板用の、幅の広い板8枚のプレーナー掛けにI商店の工場へ行く。社長に木工用に欅 の板を貰って昼ごろに帰る。午後は階段の側板を片方だけ取り付けただけでブラブラして過ごす。
10月8日 システムキッチンと洗面台に給水、給湯の配管接続をしてもらう。約1年間たいした食器の数 では無いがずっと外の水場で洗い物をしてきたが、今日からは屋内でお湯で洗うことが出来る。なんとなくホッとする。 9日から11日まで階段室の壁貼りをする。

  <分筆した隣の土地が今日は地鎮祭。いよいよいH邸の建築が始まる。12日べた基礎コン打ち、26日上棟式。 >
10月12日 敷地脇のスロープの法面の崩れていた石垣を補修して、夕方に西宮に向かう。しばらく通院 しながら休養する。
25日の昼に13日ぶりに現場に戻る。杉壁板6坪分、ベニヤ板9t5枚が搬入していた。
10月26日 階段室の壁を3枚だけ貼る、体がなまっている。隣の棟上が気になる。Hさんにお祝い渡す。 翌日から30日まで階段室の壁貼りをした。31日に病院の予約で西宮に帰る。
<11月に入ったが病院通いと休養を続けた。後日、冷静に考えたらこの時点で工房建設をギブアップするのが当然で あったように思うが、当時はそんな気は無く、苦しい体調ではあったが気持ちは前向きだった。>
11月25日 25日ぶりに現場に戻る。午後から廻り階段の踏み板の採寸と角度加工、ハナミズと咳で 集中力が無くなりそうで、廻り階段の難しい部分で作業の手順が決まらず思うように進まない。翌日も昨夜は 良く眠れなかったので朝になったら帰ろうと思っていたが、頑張って5段目まで踏み板と蹴込み板を固定する。
11月28日 朝、道場主のUさんが来た。私への携帯電話がつながらないので妻が心配して見てきて貰う様に 頼んだとのことであった。今日も頑張って9段目まで固定する。29日、10段目を固定する。廻り階段の難しい部分 が出来た、あとは上部の直階段だけだ。ひとまず西宮に帰る。
12月16日 17日ぶり昼前に現場に入る。午後から直階段の側板を取付、踏み板、蹴込み板の寸法加工を して仮配置して本日終了。
12月17日 7時まで眠る、昨夜も苦しかった。でも朝が来たら力が出る、午前中に階段が完成する。
これでアルミハシゴが無くてもロフトに上がることが出来る。10月に着手して3ヶ月、遅々とした歩みでもここまで 進んだのだ。今年’02年の工事はここまでとし掃除と片付けをする。

<新年早々の義母の死、3月の忌明けから工事を再開したが、7月中ごろからの体調不良、本来なら本職にバトンタッ チしてもしかるべき状態に陥るもギブアップは眼中に無くここまでやってこれました、或る意味で馬鹿だったかもしれ ませんが、これは執念というものだったのでしょうか。
来年はロフトの床から始める予定で発注した床材が、明日搬入のするためにもう1泊する。ロフトを先にする理由は 1階の造作に多くの日数がかかると予想、ロフトを先にすれば複数の人が早期に宿泊出来ると考えた。
18日午前中にパインのフローリング材搬入。午後3時過ぎ西宮に向かう。26日フローリング材の代金支払いに現場 へ。Uさんから年末のシシ肉パーテーにお誘いを受けたが辞退する。>


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