2000年、ジャレコから登場した音楽ゲーム。
他社の音楽ゲームが楽器の演奏やダンスを楽しむ内容であるが、このゲームは実際に「歌う」ゲームである。
ゲームシステムの監修は日本屈指のアコーディオン奏者である横森良造による。
筐体はコナミの「ダンスダンスレボリューション」に似たデザインである。
足元には2人分のステージがあり、ステージ上には筐体とケーブルで直結されたスタンドマイクが設置されている。
2人同時プレイ可能。
プレイ前に難易度をの3種類から選択する。
- EASY…多少の音程のズレも許容される。全2ステージ。
- NORMAL…なるべく音程を保ちながら最後まで歌う。全3ステージ。
- HARD…NORMALよりも妨害要素が激しくなる。全3ステージ。
難易度の設定後、続いてゲームモードを4種類から選択する。難易度「HARD」は以下の妨害要素が激しくなる。
- スピードモード…歌唱中に曲のテンポが変わる。
- キーモード…歌唱中に曲の音程が変わる。惑わされない様に音程を維持して歌う。
- メドレー…歌唱中の曲が別の曲に変わる。小節の途中でも変わってしまう事がある。
- ベーシック…普通に歌えるモード。但し歌唱力は判定されており、音程を外し過ぎるとゲームオーバーとなる。
当時の人気J-POPを中心に、100曲もの収録曲から好みの曲を選択する。
歌詞はプレイ画面下部に表示される。
曲の演奏が始まると、プレイ画面内の譜面エリアの右側から左に向かってタイミングバーが進む。
マイクに自分の声を入力すると、出した声の高さを表すボールが譜面エリアに表示される。
タイミングバーが音符の上を通過した時、出した声の高さを表すボールと音符が重なるように歌う。
ボールと音符が重なった瞬間にタイミングバーが通過すると良否の判定がされ、
音程のズレが少ないほどテンションゲージが上昇する。
音符と音程のズレが大きいとテンションゲージが下がり、背景にいるバンドメンバーがステージから帰ってしまう。
バンドメンバーが抜けると楽器も少なくなるため、曲の演奏にも影響を受ける。
テンションゲージを保ちながら最後まで歌い切るとステージクリア、テンションゲージが無くなるとゲームオーバーとなる。
家庭用ゲーム機「プレイステーション2」に移植されている。
アーケードのプレイモードの他、譜面を作成したり普通にカラオケも楽しめる専用モードが追加されている。
【関連項目】
以下はプレイヤーの「声」を入力して遊ぶアーケードゲームである。
- ラップフリークス…1999年にコナミから登場。プレイ前に録音した自分の「声」を入力する音楽ゲーム。
入力した「声」は効果音としてゲーム中に流れる。最終的に未発売となった。
- レコーディングスタジオ…2000年にジャパンアミューズメントエージェンシー(JAA)から登場した超小型のカラオケボックス。
好みの楽曲を歌った後、その場で自分の歌声が録音された8cmシングルCDを制作する事が出来る。
- ちびっこのど自慢大会…2003年にサミーから登場した低年齢層向けのカラオケボックス。
「アンパンマンのマーチ」「ドラえもんのうた」など、当時の人気アニメの主題歌が多数収録されている。
- ちょいKARA…2011年にタイトーから登場した超小型のカラオケボックス。
第一興商「DAM」やエクシング「JOYSOUND」と同様の本格的なカラオケがゲームセンターで楽しめる。
- アフレコ!…2008年にバンダイナムコゲームス(当時)がカラオケ業界大手のエクシングとの共同開発。
エクシングのカラオケブランド「JOYSOUND」のオプションシステムで、カラオケボックスで人気アニメのアフレコを楽しめる。
- MAX VOLTAGE…2016年にバンダイナムコエンターテインメントから登場。バーチャルリアリティ(VR)を活用した近未来のカラオケボックス。
VRゴーグルを被ると多数の観客に囲まれたステージが目の前に現れる。その場で大人気アーティストに成りきって歌う事が出来る。
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