実機について |
一万数千年の長きに渡る、人類と生体コンピュータ「ガンプ」との戦い…
※ファードラウト…ガンプが氷河期到来を口実に移民を送り込んだ6つの惑星が、地球を中心に直交する天体現象。 1991年、ナムコから登場。 1983年にデビューしたシューティングゲーム「ゼビウス」を原作とした、擬似3Dシューティングゲームである。 「スターブレード」と同じく、凹面鏡を応用した「無限遠投影システム」を搭載。 背景や地上の敵などはポリゴン表示だが、一部の小型の敵機は別のCGで描かれたキャラクターである。 筐体は戦闘機「ソルバルウ」のコクピットを模したもので、画面の視点も一人称視点のみ。 メインモニターの上には自機のシールド残量表示がある。 コンソール中央に装備されている操縦桿には対空兵器「ザッパー」を発射するトリガーと、地上攻撃用「ブラスター」発射ボタンがある。 操縦桿で画面中央に表示されている十字型の照準を動かして敵を補足し、2種類の武装を使い分けながら破壊する。 ブラスターが誘導性を持ち尚且つ4連射可能になっていたり、ザッパーで敵弾や地上兵器も破壊可能になる等、 ゲーム性を高めるために、原作と性能が異なる部分がある。 近似のシステムを持つ「スターブレード」と異なり、操縦桿で機体の操作も可能。 (自機の姿勢など、ある程度は自動で補正される) 但し、画面に表示される照準も動くため、敵の破壊と回避を同時にこなすには慣れが必要となる。
自機にはシールドが装備されており、敵の攻撃や地形への衝突によって減少する。
地形は原作にも登場した草原などが基本になっているが、海上や地下基地・宇宙も舞台となっている。 |
作品について&戯言 |
この展示サイトの初期から計画していた筐体ネタの一つです。 最大のネックは何と言っても筐体サイドのイラストですが、「エアーコンバット」等と同じように、パンフレットの画像や バーチャルコンソール版のスクリーンショットからキャラクターを切り抜いてペイントソフトで加工したり、 道路や草原など一部は手描きで頑張ってみました。そのために実機との間違いが散見されます。 本当は細かい英文とかも書かれているんですが、これは思い切って省略しました。 そもそも自己満足な作品なので、雰囲気が味わえれば良しとします。 完成度40%で仮組みしてみたところ、このまま普通に製作してしまうと着席タイプのフィギュアが入らない事が判明。 そこでモニターとコンソールがある前部と、屋根と座席が付いている後部とで2分割する構造にしました。 摺り合わせの精度も高めにしてまして、筐体のサイドパネルの弾力性で屋根を固定する構造のため、 両面テープも必要無いくらい、良い感じに固定されます。 一応、画面も交換が出来るように筐体上部のモニター部は着脱可能にしてあります。 更に無限遠投影システムっぽく見えるように、モニター画面のガラスも湾曲させて固定しています。 小細工した割りにメリットが無いかなぁ…?と思ったんですが、ジオラマの画像が意外とリアルに見えてビックリ! 照明とカメラの関係で偶然撮れたんですが、予想外の出来栄えに一人ご満悦(笑) 作者のお気に入りゲームの一つである「ゼビウス」… 幼い頃、テーブル筐体に貼られているインストカードに描かれたソルバルウのリアルイラストを見ながら、 "こんなリアルな世界をそのままでゲームが出来たらなぁ…"などと夢見ていたものです。
時が流れて1991年。
当時はポリゴン黎明期でしたが、テクスチャーが貼られていないポリゴンは一見味気ないように見えるけど、
更に時は流れて2009年…
コチラも宜しく(笑) |
実機について |
「メタルホーク」の可動筐体を流用した試作機。 1990年10月、「第28回アミューズメントマシンショー」に出品された。 流用筐体の関係からか、この試作機には無限遠投影システムは未搭載である。 |
作品について&戯言 |
2014年7月半ば、既に上記「ソルバルウ」のミニチュア製作が約70パーセントの完成度だった頃、 たまたま自宅でネット検索していたら、当時の東京ゲームショーと思しき写真に見慣れない筐体の姿が… なんと、それが「ソルバルウ」の試作機でした。 元々、「試作機」や「実験機」という言葉に弱い作者は早速、その小さいモノクロ写真を手掛かりに 制作に取り掛かりました。
作品は言うまでも無く、以前製作した「メタルホーク」がベース。 |