(岩手)
八合目小屋に泊まりました。
岩手山 薬師岳(左)と妙高岳
(2008・9・18〜19)


岩手山には2度目の登山となる。前回は山頂は霧のため展望ゼロで写真も撮らずに下山した。(前回の岩手山山行はこちら

1日目
今回は馬返しから柳沢コースを登る。
2・5合目というめずらしい道標があって、ここから新道、旧道に分かれていた。
旧道のほうが展望がいいだろうということで旧道を行くことにした。
溶岩と砂礫の急坂を岩をつかんでは登る。
だんだんガスが出てきて、風も強まり、寒くなってきて、展望どころではなくなってきた。
やっと八合目避難小屋にたどり着いてほっとした。

大きな避難小屋で150人泊まることができる。
管理人がいて、1泊1500円。毛布500円。
泊まったのは私達だけだった。
風邪をひかせてはいけないと言って、さっそくストーブを焚いてくれた。
ストーブの傍を指定してもらって、毛布も1人2枚のところを1枚サービスしてくれた。
外は相変わらずガス一色。あきらめて眠る。
馬返し登山口 大きな八合目避難小屋
小屋の前で日の出を待つ 御来光 1
 
御来光 2 御鉢めぐり 薬師岳山頂へと歩く
2日目
明け方4時頃目覚めて外に出ると、空には星が見え、空の端が明るくなりかけているではないか!!!
天気は好転していた。
背後から声がした。管理人さんだった。
そして日の出は5時過ぎだと教えてくれた。

5時過ぎに外に出ると、ご来光まじかの雲海がひろがっていた。
そして管理人さんが立っていた。

雲海の上に頭を出している山を指して、早池峰山だと教えてくれた。

6:30頂上目指して出発しようとしていると、またまた管理人さんそっと登場。
山頂への分岐は右へ登るようにと教えてくれた。
教えられたとおりに行くと御鉢の上に出た。

岩手山の山頂が一望できた。前回見られなかった風景をやっと見ることができたのだ。
御鉢の中にもうひとつ山があった。妙高岳というそうだ。
そして岩手山山頂へと歩いた。山頂は薬師岳(2038m)という。
そして御鉢を一周して岩手山を満喫した。

小屋まで戻ると小屋の前は若いグループがもうここまで登ってきていて、にぎやかだった。
地元の人は昔から岩手山に登り、小屋に泊まってはご来光を眺めたという。
それで150人も泊まれるのだろう。皆の山なのだ。
御鉢の中にも妙高岳という山があった(手前) 薬師岳山頂
山頂をあとにして小屋へと下る 七合目から岩手山をふり返る
小屋の管理人は地元の山岳会の人が順番に詰めているらしい。
いつも寄り添うように接してくれた優しい人だった。
山のノートにも管理人さんが優しかったという書き込みがあった。やっぱりなあ!

管理人さんにお礼を言って、下山することにした。
七合目から今度は新道を下った。ずっと樹林の中だった。
駐車場まで戻って振り返り、岩手山を見上げた。
いい山だった。そして山小屋のこともいい思い出になった。
1日目
馬返し駐車場(9:30)→八合目小屋(13:40)

2日目
八合目小屋(6:30)→(7:20)岩手山(8:00)→八合目小屋(8:30)→馬返し駐車場(11:40)


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