お金で死なないために

「お金で死なないために」の授業プランです。

1)「この袋の中に何かが入っています。ふってみます。」ジャラジャラ
2)「お金」
3)「どうかな。中からいくつか取りだしてみましょう。」
4) 一円玉・五円玉・十円玉・五十円玉・百円玉・五百円玉・千円札・二千円札・五千円札・一万円札と予想させながら出していく。
5)「まだ、あります。これです。」トランプのダイヤの1です。
6)「ダイヤのカードです。これってお金代わりになりますか。」
7)「なる?」「ならない?」で挙手させる。「でもダイヤですよ。」
8)「お金がほしい時、どうやって手に入れたらいいですか。」
9) ノート作業・発表。
10)「実はこの袋にはお金を手に入れる便利なものが入ってます。」
11)「これです。」「クレジットカードといいます。」
12) クレジットカードOKのお店の画像を提示。
13)「こういう表示のあるお店では、クレジットカードがあれば、お金を使わなくてもいいのです。」
14)「ただし、次の月に、使った分のお金が郵便局や銀行に預けてるあなたのお金から引かれることになります。」
15)「でもクレジットカードが使えないお店もあります。」
16) クレジットカードでお金がおろせる機械の画像を提示。
17)「でも大丈夫。この機械にクレジットカードを入れると、必要なお金があっという間に借りられるのです。」
18)「これっていいと思う人?」「悪いと思う人?」「なんで?」
19)「そう、借りると利息というものがつきます。」例示する。
20) 消費者金融があり、コンビニでも簡単にお金が借りられることを話す。
21)「損をするのが分かっているのに、借りる人っているのかな。」
22) 多重債務に陥った人の例を出す。
23) 多重債務によって自殺したり、自己破産する例も紹介する。
24)「お金を借りなくてすむようにするために、普段からどんなことを心がけたらいいですか。」
25) 収入以上の支出をしないことや、貯蓄をすることの大切さを話す。
26)「お金は便利なものですが、そのお金によって自分の未来が閉ざされてしまうこともあります。お金とうまくつきあえるようになりましょう。」

 多重債務に陥った人の例を他人事ではなく、将来の自分に起こりうるかもしれないことと、そう捉えられるようにしたい。
 このプランを元に、もっと勉強しなくては。

(2009.8.11)