算数でノートを書かせる時に、教科書のページ数を赤鉛筆で囲ませます。その時、定規で囲ませます。右のような感じです。
「丁寧さを身につけさせるためだろう」ぐらいの意味で、そうすることを捉えていました。
昨日の朝、研修会の準備で算数のノート作りをしている時に気付きました。
ページ数を定規と赤鉛筆で囲ませることで、「赤鉛筆」と「ミニ定規」は、必ず使うということを示すため、なのです。
毎回の授業で、ページ数は書くでしょう。ということは、毎回の算数では、必ず赤鉛筆とミニ定規を使うわけです。
毎日、使うから、子どもたちは忘れずに持ってくるようになるのです。
これは「地図帳」と同じです。社会の時間に必ず地図帳を使うからこそ、子どもたちは、地図帳を忘れずに持ってくるようになるのです。
忘れ物をさせたくなかったら、毎日使う状態を作ることです。
使う時もあれば、使わない時もある、という状態は、使わない時に「持ってきて損した」という思いを発生させてしまいます。
この日刊考現学にしても、毎日書いているからこそ、毎日書くことを忘れずにすんでいるのです。「毎日」が1つのキーワードなのです。
(2010.8.5)