心の血液型

 鳥居徹也「ニート・フリーターにならないためのキャリア教育~心の血液型①~」(『家庭教育ツーウェイ2008.1月号』)より。

 キャリア教育における主要な柱の一つが「コミュニケーション能力」の育成です。

 コミュニケーション能力がなければ、職場の中でうまくやっていけないわけです。どんな仕事につきたいか、そのためにどんな能力がいるか、だけではダメなのです。

 人それぞれ、自分が得意な情報収集の方法を持っています。大きく分けると三つあり「視覚型」(目で情報を読みたい人)、「聴覚型」(耳で聞きたい人)、「体感型」(体を使って体験したい人)となります。私はこれをわかりやすく「心の血液型」と命名してみました。

 連載ですので、次の号の記事を見てみましょう。(2008.2月号)

 「人の話を聞くときにはしっかりと目を見なさい!」。学校の先生からしつこく言われた覚えがあります。私は「視覚型」なので別段抵抗はありませんでしたが、例えばこれが「体感型」の人だと、目に神経を集中すると思考が回りづらくなります。自分で考えながら「体感」したいからです。同じく「聴覚型」の人はしゃべっている先生の方に耳を向けたくなる。すなわち目が向かないわけです。

 それゆえにコミュニケーションの取り方も相手によって変わるわけです。

(2011.8.28)