単位量あたりの大きさ2012

 2学期は「単位量あたりの大きさ」からです。
「単位量あたり」という言葉を聞くだけで難しく感じるかもしれません。でも、これは、2年生で習うかけ算と同じ考え方なのです。
 うさぎ1匹あたり2つの耳、1週間あたり7日間、1皿あたり4個の「~あたり」の部分が単位量です。
 単位量×単位で答えが求められたわけです。
 2つ/匹×4匹=8つ
 7日間/週間×5週間=35日間
 4個/皿×6皿=24日間
 ならば、単位量あたりを求める式は、当然、わり算になってきます。上の3つの式でいえば、次の通りです。
 8つ÷4匹=2つ/匹
 35日間÷5週間=7日間/週間
 24日間÷6皿=4個/皿
 単位さえかけば、どっちをどっちで割るかは一目瞭然です。(この理屈を教えても分からない子は分からないでしょうね。)

 最初の2ページは教科書通りで問題ないです。問題なのは、次の3ページ目。
 けんたさんの1人あたりが、今後の混乱をつくりそうです。
 1人あたりだって、考えられるのは分かります。
 でも、このあとの問題に1人あたりは出てきません。一般的な問題にはない考え方だからです。それゆえ、ここはカットします。やらない方がいいのです。

(2012.8.16)