今日の1時間目は、運動会の全体練習だった。
閉会式の練習の時、ちょうど朝読んだ本のことを思い出した。
中谷彰宏氏の『なぜあの人は時間を創り出せるのか』(ダイヤモンド社)には、次のように書かれている。
人間は、何もしない時間が一番疲れるのです。
中谷氏は、早めに呼ばれる講演の待ち時間を例にあげています。
運動会の開会式・閉会式、しゃべるわけにもいかず本を読むわけにもいかず、優勝旗の返還や校長先生の話などをただひたすら、じっと聞いていなければいけない。
運動会に限らず、学校というところは、子どもにたくさんの待ち時間を要求していないだろうか。
『授業の腕をあげる法則』(明治図書)の中で、向山洋一氏が「空白禁止の原則」をあげているのは、子どもの待ち時間を無くそうという意図もあるのかもしれない。なぜなら、大人より子どもの方が、待ち時間に疲れてしまう存在だからだ。 待ち時間を減らす努力と、待ち時間をどう生かすかも考えてみたい。
(1998.10.2)