水の使い方②

工場での水の使われ方として、次の4つのものが選ばれました。

水で作る(18人)  ひやす(1人)  あらう(1人)  ためる(1人)  うすめる(2人)

「正解は、教科書に書いてあります。」『わたしたちの大阪3・4年下』(大阪書籍)の12ページに「工場での水の使いみち」の円グラフがあります。(後で、タイトル・出典・年度の確認をしました。) この円グラフによると、1位が「製品を冷やす」で45%ほど、2位が「製品をあらう」で30%ほど、冷やすを予想していた1人の子が正解だったわけです。 ちなみに3位は「蒸気をつくる」で10%ほど、そして4位が「原料として使う」で10%弱ほどでした。この4位が子どもの予想した「水で作る」に入るわけです。 時間に余裕があれば、なぜ「製品を冷やす」が1位なのかを扱ってみようと思っていました。(結局、地図帳調べもさせたかったので、扱いませんでした。) これは前回の「工場別の工業用水道使用量」の円グラフと合わせて考えればよく分かります。工業用水道としては、製鉄が1番水を使っています。製鉄といえば、鉄鉱石をとかしてから鉄だけを取りだし、水で冷やします。 この関連付けはレベルが高いので、今あえて扱う必要もないのです。

(2008.5.4)