5年社会「自動車工業」の学習の第1時です。
1)地図帳調べ(富士山→志摩(スペイン村の画像)→豊田(トヨタ工場の航空写真))
2)「自動車について知っていることを5つ書いて持ってきなさい。」
3)板書してない子の発表→板書の発表で問答
4)「自動車は減らした方がいいですか、今のままで仕方がないですか。」
5)それぞれの理由を発表させる。
6)自動車工場で働いている人の数を見せる。
7)今日学んだことを書かせる。
自動車について知っていることを書かせる時に、次のようにも言いました。
「これから自動車について勉強することをみんなが知ってるんだったら、もうこ の勉強はしなくていいことになりますからね。」
学習者の現状知識の確認は、初期には大切です。
・HONDAという車やさんがある(高子)→「他にどんな会社がありますか。」
・交通事故が多い。(山城)→「何件ぐらい。」予想させ、グラフを見せる。
・テレビがついている車がある。(岩井)
・二さん化たんそをいっぱい出してる。(真鍋)→「いいこと・悪いこと?」
・自動車の出るスピードは、MAXで180km。(東)
・外車は運転席が左(金谷)→「どうして?」国によっての道路法の違い。日本は車は左車線。アメリカは右車線。「左利きだから」という理由を言う子もいた。
・ガソリンをいれないとダメ。(西野)→「ガソリンは何からできてるの?」石油を確認し、どこから来ているか地図帳で確認。シーレーンも軽くおさえる。
・ばっくミラーがうごく(広田)
・じこにあっても、頭をガラスにうたないようにエアバックが出てくる。(上土谷)
・クーラーがついている(馬越)
・はいきガスが出るから、かんきょうに悪い。(脇坂)
・にもついれがついている。(濱家)→車がないといろんな物が運ばれない。
・フェラーリ(川上)
・リムジン(三笠)
・はんどるはみぎかひだりにある。(桂)
・アクセルを、強くふむと速くなる(上田)
自動車を減らした方がいいか、今のままで仕方がないかを選ばせました。でも最初に指名した列が全員減らすだったせいか、全員が減らすになりました。
まあ、車がいろんな問題を引き起こしている実感はあるのでしょう。
そこで、もっと究極的なセレクト発問をしました。
「自動車を完全になくした方がいいでしょうか。」
こう問うても、完全になくした方がいい、という子が3分の1近くいました。
そうして最後に、自動車関係で働く人の人数を見せました。
【自動車関係の仕事で働く人の数】
自動車や部品をつくる人 75万人
自動車を売ったり修理したりする人 105万人
機械・鉄・タイヤ・ガラスなどをつくる人 10万人
ガソリンを売る人 30万人
人や荷物を運ぶなど、自動車を利用して働く人 264万人
(2006年日本自動車工業会調べ)
合計何人かは、今日学んだことに出てくるので、紹介します。
【今日学んだこと】
・自動車関係で働く人は484万人もいてびっくりした。車は便利だけどもっとへらさないとかんきょうに悪いと分かった(真鍋)
・日本と外国とじゃ、交通ルールがちがうし、車のしゅるいや、作っている人の数は、とても多い。車は、地球温だんかのげいいんとなってしまうけど人にとって、とってもたいせつな物だと思った。(山南)
・車がなくなったら484万人の人が困るし、車がそのままだったら地球温だんかが進んでしまうので、ぼくは省エネの車を買いたいと思いました。(東)
・車がはしるとガスがでて地球温暖化がススんでたいへんになる。でも車をへらしたらその車の会社ではしっている人がくびになってしまうから、しかもガソリンも輸入ができなくなったらくるまにのれないから不便(広田)
(2007.10.17)