1枚の写真から連想

 台風被害の写真を見せて、気付きを書かせました。(前ページ参照)
「1個書けたら3年生、2個なら4年生、3個なら5年生です。」
「5個書けたら6年生。」
というような評定も入れました。
 改めて、子どもの書いた気付きを見ると、面白いです。
 12個の気付きを書いた男の子のものを紹介します。

1.強い風で多くのたてものがこわされている。
2.人間の命もへっていく。
3.畑などは風で食べ物にきずがついたりして売りに出せなくなる。
4.多くの自然がこわされていく。
5.えげつない。
6.波で街が水びたしになる。
7.台風こわい。
8.あまもりになるかもしれない。
9.どしゃくずれになるかもしれない。
10.ひこうきがとべなくなる。
11.ゆくえふめいになるかもしれない。
12.波にまきこまれて死ぬかもしれない。

 ここで見せている写真は、波止場にある倉庫が、壊れている写真です。
 畑や飛行機など、出てきません。
 でも、私が聞いていることは、気付いたこと・分かったこと・思ったことです。思ったことなら、何でもいいわけですから、何を書いてもゆるされるわけです。
 要するに、この写真から連想して、台風に関する情報をひっぱり出してこれたらいいのです。
 最近、台風が多く、テレビ・新聞で何度も取り上げられています。
 だから、子ども達も、1枚の写真からたくさん連想できるのでしょう。

(2004.10.25)