酸素は水にとけるか

 6年理科で、ペットボトルに入れた水に二酸化炭素をとかして、ペットボトルをへこませる実験があります。教科書にへこんだペットボトルの写真が載っています。結果の分かり切った実験といえますが、面白いので子どもにさせたいです。
 でも、少しやり方を変えました。

1)子どもの目の前で、ペットボトルに5分の1ほど水を入れる。
2)「このペットボトルをふるとどうなるでしょうか。変わらない、へこむ?」
3)ペットボトルを教師がふる。何も変化なし。
4)「次は、ペットボトルの中に酸素を入れます。どうなるでしょうか。
  変わらない、へこむ、ほんのちょっとへこむ。」
5)ペットボトルを教師がふる。何も変化なし。
6)「空気や酸素は、水にとけない、ということですね。」

 この後に、二酸化炭素を入れてペットボトルをふる実験を子どもにさせるのです。空気も酸素も教科書にない実験ですが、②や④の問いでも、へこむと考えた子は何人かいました。両方やることで、二酸化炭素が水にとけることがより明確になるようです。

(2005.10.4)