一方通行の標識がなかったら

 吉田高志氏は、道路標識探しだけでなく、次のこともされていました。

 ② 見つけてきた道路標識を図に書かせ発表させる。 

 これをしてなかったからこそ、お巡りさん派が多数になったのです。
 例えば、一方通行の道路標識を図に書き発表した子は、
「細い道で、一方通行の道路標識がなかったら、車と車がぶつかってしまうかも しれません。」
というような意見が、子どもから出たかもしれません。
 時速20kmや一時停止などの道路標識は無視するかもしれませんが、一方通行やスクールゾーンやたぬき飛び出し注意などの道路標識がなかったら、事故が多発するかもしれません。そこにお巡りさんがずっと立ってるわけにはいかないのも確かです。
 私自身が、上記のような意見を討論の中で言えなかったからこそ、子どもの中からも出てこないのです。
「教師の調べたこと以上のことは、子どもから出ない」
というようなことを向山先生が言われています。
 授業をする上で、教師が思いつかないようなことを言える子は出てこない、ということです。一番勉強しなければいけないのは、やはり教師なのです。

(2008.10.22)