ハロウィンマスクの作り方

 羽曳野市の中学校の美術の先生・中島嵩氏がパネルで紹介されたハロウィンマスクの作り方を以下に抜粋します。

【マスク制作の流れ~造形編~】
①粘土は使う分ずつ袋から出す。長時間使わない粘土は密閉する。
②「つくろうとしている形」をイメージして粘土をつけていく。
③マスクの裏側は、メッシュの隙間から粘土が出てきている状態。
④裏側からも粘土をつけて、メッシュを粘土で挟むようにする。
⑤「へら」は、粘土を押さえつけて造形する時や…
⑥粘土に切れ目を入れたり、削り取ったり…
⑦形や模様を刻んだり、小さい穴をあけるのにも使う。
⑧全体のバランス・立体感を見直し、仕上げて… 完成!
⑨余った粘土は、ビニール袋で密閉し保管する。ひび割れた所や、補修に使う。

 まずは、「つくろうとしている形」をイメージさせないといけません。
 それはスケッチに描かせます。必要なのは、動物関係の図鑑。
 へらは、全員分用意が必要。
 粘土がよく乾いてから着色するので、制作は早めにやる必要があります。
 今週中に、マスクを完成。着色後、さらに乾いてからニスを塗るのです。

(2012.10.29)

 明日10月31日が、ハロウィンです。

【マスク制作の流れ~着色編~】
①粘土がよく乾燥してから着色する。乾燥すると軽くなっている。
②絵を塗る用意は、平面作品と同じ。パスターカラーを使う。
③絵の具に加える水の量は、やや多めでも良い。しかし…
④絵の具の水分で、粘土が湿って軟らかくなり、はがれる事もある。
⑤色分けして塗る方法もあるが、これは塗り重ねていく方法。
⑥仮面の立体感や、「表情」を意識しながら塗っていく。
⑦細部にも気を配りつつ、全体を見渡して着色の仕上げをしよう。
⑧着色後、乾燥してから平筆でニスを塗る。ニスは表面を保護する。
⑨顔をつける側にもニスを塗る。さもないと顔に絵の具がつく…
⑩乾くのに時間がかかるので注意。表側もニスを塗って完成!

 ポスターカラーの絵の具は用意してないので、普通の絵の具で塗らせます。
 明後日の1時間目が道徳なので、その時間を図工にして、ハロウィンマスクの下絵を描かせます。作成は、金曜日。土日で乾燥させて、次の月曜日に着色。
 そして、金曜日にニス塗り。
 図工のする日に休みが出てしまうと、その後が大変そうです。

(2012.10.30)

 明日、ハロウィンマスクの下絵を描かせます。

1)ジャックランタンの画像をカーテンで隠して提示。(スマートノートブック)
2)ハロウィンについて知ってることを発表させる。
3)「作品展の立体作品は、ハロウィンマスクを作ります。」
4)使う材料の粘土と仮面芯を提示する。
5)ハロウィンマスクの例を紹介。
6)「ハロウィンマスクをかぶって、何に変身したいですか。」
7)ハロウィンマスクの下絵を描かせる。

 1枚のプリントに、仮面芯の大きさに合わせた絵を描いておき、その上に、下絵を描かせます。
 ハロウィンについては、ウィキペディアには次のように書いています。

ハロウィン、あるいはハロウィーン(Halloween, Hallowe'en)は、ヨーロッパを起源とする民俗行事で、毎年10月31日の晩に行われる。西ヨーロッパ古代のペイガニズムにもとづく死者の祭りおよび収穫祭、とりわけケルト人の行うサウィン祭(英語版)に由来するとされている。由来と歴史的経緯からアングロ・サクソン系諸国で盛大に行われ、今日イメージするハロウィンの習俗は19世紀後半以降、アメリカの非宗教的大衆文化として広まったものである。 

(2012.10.31)