天然ガスが届くまで

 TOSS関西フレッシュライセンスセミナーに参加しました。講師は谷先生です。
 5年社会の教科書教材を扱う演習で、谷先生が天然ガスの輸入について授業をされました。教科書の資料では、オーストラリアとインドネシアが多く、今では、インドネシアが一番だそうです。インドネシアの方が日本までとの距離が近く輸送費が安くつくからです。
 タンカーに、天然ガスを3日間かけて、詰め込むそうです。
 そして、3週間かけて、ようやく日本につきます。
 さらに、3日間かけて、天然ガスをタンカーから降ろします。
 約4週間かけて、ようやく手に入れた天然ガスをどのくらいで使うかというと、3日間だそうです。
 当然、1台のタンカーでは足らず、何台ものタンカーで運んでくるわけです。
 しかも、天然ガスはすぐに使わないといけません。
 なぜなら、液化しておくのに-162℃にしないといけません。長く貯蔵してしまうと、電気代がかかって、天然ガスを買ってる意味がなくなるからです。
 こうした知識を谷先生は、事前に準備してたわけでなく、その場で出てくるのです。谷先生にとっては、一般常識なのでしょう。
 教科書の上っ面だけ扱ってる授業から脱却しないといけませんね。

(2013.10.14)