長さが分数になっても面積が求められる学習をしました。
【助走…図形の面積の公式を思い出させる。】
「図形の面積の公式を覚えてますか。」
「Aくん、長方形の面積の公式は?」
「たて×横。」
「すごい。よく覚えてた。」
一番簡単な問題から入ります。そして、クラスで一番目立ちたがり屋さんをここで当ててしまいます。ほめられることからスタートさせるわけです。
この後、正方形、三角形(←おとなしくて賢い子に当てる)、平行四辺形、台形、ひし形(←塾に行って詰め込まれてる子に当てる)と言わせていきます。
どの問題なら誰に当てるのがいいのかは、担任だから分かることです。
【長方形の問題を出し、面積の根本を問う。】
「たて2m、横3mの長方形の面積はいくらですか。式を書きなさい。」
式を当て、答えをあてます。㎡を忘れてる子もいます。
「6㎡とは、何のことですか。」
こういう根本的な問題は、塾に行ってる子でもすぐには答えられません。
「2m×3mのことです。」
「でも3m×2mでも、6㎡になるよ。」
正解は、1㎡が6個あることです。
ここが分かってないと、分数×分数での面積の意味が分かりません。
【たて3/5m、横6/7mの計算だけをさせる。】
3/5×6/7は、これまで習ったやり方で、できます。
答えは、18/35㎡です。
「次、先生が何を聞くか分かりますか。」
元気な目立ちたがり屋が、すぐさま答えました。
「18/35㎡とは、何のことですか。」
「そう、その通り、よく分かった!」
6㎡を扱っていたので、上記の答えもすぐに出ます。
「1/35㎡が18個あることです。」
ここで、教科書にあるような図を板書します。
一番小さいマスは、ちゃんと1/35㎡になってるのです。
この後、教科書の「長さが分数になっても、整数のときと同じように、面積などの公式を使うことができます。」をみんなで読んでから、チューリップ2の問題を解かせて、持ってこさせました。
ここまでで、約20分間、教科書の1ページが終了しました。
残りの時間で、次のページも終了させました。(調子がよかったです。)
(2010.11.4)