中谷彰宏『「超一流」の行動術~壁を破る55の具体例~』(ファーストプレス2008.2)の50例目に、どうしても付箋を貼りたくなりました。
骨董屋さんでは、敷居をまたぐ前に「拝見します」と言って、お店に一礼しなければなりません。
帰る時も「ありがとうございました」と言って帰ります。
美術館に入る時も同じです。
あらゆるところで、「お邪魔します」「見せていただきます」「見せていただいてありがとうございました。勉強になりました」という姿勢でいることです。
お金を払って買ったとしても、お客様が「ありがとうございました」と言わなければならないのです。
常に「拝見します」という姿勢でいなければ、拝見に値するものは出してもらえないのです。
お客だからといって、威張っているような人は、それ相応の物にしか手に入れられない、ということです。
もし、この世にお店がなかったら、私たちは、全てのものを自分の手で手に入れなければいけません。とても大変なことです。都会ほど、店が多いゆえに、店のあるありがたさを感じられなくなってしまうのでしょう。
(2009.11.10)