向山先生が何度も読み直しなさいと言っている杉山登志朗『発達障害の子どもたち』(2007.12講談社)をiPadに取り込み、読み直しています。
その中で、自立とは何かついて書かれたところがあります。
筆者としてはここは単純に、次の三つを自立の目標としたい。
1.自分で生活できる。
2.人に迷惑をかけない。
3.人の役に立つ。
こうして単純化をさせてみると、仕事を得てタックスペイヤーになり、さらに社会的なルールを守ることができていれば、自立という課題は達成できたということになる。(行替え:荒井)
タックスペイヤーを調べてみると、tax-payerで、直訳で「税金を払う人」です。
税金を払うことで、そのお金がいろいろな公共福祉に使われるのですから、人の役に立っているといえるでしょう。
昨日紹介した道徳の「キキの旅立ち」は、上記の「自分で生活できる」ことを扱っているわけです。
総合で、ボランティア学習をしますが、前提として1と2ができてないといけないわけです。そのことを念頭に人に役立つことを教えていくべきなのでしょう。
(2012.5.6)