テストから発問づくり

「人びとのくらしとごみ」の市販テストを2枚分、同僚の先生からいただきました。このテストをもとに、マルチ発問・セレクト発問を作ってみました。

【マルチ発問】
①そのまま捨ててはいけないゴミを3つ以上書きなさい。
②ゴミを集める時に困ることは何ですか。
③ゴミを集める人がいないとどんなことが起こりますか。
④ゴミを減らすにはどうすればいいですか。
⑤ゴミを燃やすとどんないいことがありますか。
⑥ゴミを燃やすとどんな悪いことがありますか。
⑦リサイクルされるものを見つけましょう。
⑧リサイクルで作られるものを見つけましょう。
【セレクト発問】
①大阪市にパッカー車は50台以上ある。○か×か。
②雨の日はゴミ収集しない。○か×か。
③燃えるゴミは、燃やすのと埋めるのとどちらがいいのですか。

 テストを見ながら発問を作ると、「このテストの問題を答えるために、どんなことを考えさせないといけないか」という視点で発問を作ることができます。
 朝の寝覚めに思いついたことがあります。

 発問を考えてから教材研究する。

 発問を考える自体教材研究とも言えるですが、発問を考える以外の教材研究を最初にいっぱいする場合があります。教科書を何度も読んだり、資料集を見たり、関連のホームページをしらべたり、とかです。
 そういう教材研究の前に、教科書をパッと見て、発問をいくつか考えてみるのです。
 すると、自分でもはっきり答えが分からない発問を思いつくことがあります。
 答えが分かっても、その理由や根拠を明確に示せない場合もあります。
 その段階で、教材研究するのです。
 言い換えれば、自分で考えた発問の答えや根拠を探すのです。
 例えば「大阪市にパッカー車は50台以上ある。○か×か。」という発問があります。私は50台以上あると予想します。でも、市の職員がそれほどいなければ、もっとパッカー車は少ないかもしれません。
 これは調べるしかありません。(インターネットでは分かりませんでした。)
 子どもたちで話し合いをさせた後、教師が調べた事実を発表することで、教師の知的権威も高まるはずです。

(2006.11.25)