5年理科「てんびんとてこ」。重さがちがってもつり合わせることができる、というところの授業展開を書きます。(将来のために)
① 手作りのてんびんで、同じ重さなら同じ距離でつり合うことを教師の演示で確認する。
② 「ちがう重さでもつり合わせることができるかどうか」を調べることを子どもに伝える。
③ 日付・天気・室温などを書かせ、「ちがう重さでもつり合わせられるか」を板書し、ノートに写させ、赤で囲ませる。
④ 5つの実験をすることを告げる。 左 右
(1) 1個 2個
(2) 1個 2個 (1)と違う場所で
(3) 1個 3個
(4) 2個 3個
(5) 1個 5個
⑤ (1)ができたら、てんびんの絵を描いて、全員分のノートを代表が持ってくる。(絵にはおもりの数や支点からの距離をかき込む。)
⑥ (1)が全員合格したら、残りの実験をする。
⑦ 黒板に(1)~(5)の結果を数字のみで書く。(例(1)6cm 3cm)
[ここまでで1時間。]
⑧ てんびんがつり合う関係にはきまりがあり、大昔の人が発見したことを
告げ、「重さ×支点からのきょり=重さ×支点からのきょり」を教え、ノートに写させる。
⑨ 実験用てこを紹介し、これで、てこのきまりを確かめることを告げる。
⑩ 用紙を配り、左10gをきょり4につるしたものをつり合わせるために、右のきょり1には何gの重りを。きょり2には何gの重りをつるすといいかを調べさせる。(20gをきょり3に置くのも、調べさせる。)
⑪ 調べた結果を全員で確認し、てこのきまりが成り立つことを確認する。
⑫ 今日、学んだことを書かせる。
1番時間がかかったのは、⑤のノート点検です。
なかなか正しく書けません。おもりの数が正しくなかったり、cmが抜けていたり、長い方が短く見えるように描いていたり、と。
班で全員分を正しく点検するということが、できないものなのです。
だからこそ、今回、班の中で、厳しく点検し、やさしく教え合うことを求めたのは、よかったと思います。
(2005.11.16)