向きにこだわる

 5年理科で、てこを教える場面があります。
 バケツに砂をつめたものと棒を私の方で、用意しておきます。
 まずは、実験用てこで左のうでにおもりをつるし、右のうでを指で上から押さえて水平にさせます。
 指を支点に近づけるほど重く感じ、支点から遠ざけるほど軽く感じます。
 気付いたことを発表させた後、「支点から遠ざけると軽くなる」ということを書けてない子には書かせます。
「このことを利用して、昔の人は、重いものを持ち上げる方法を考えました。」
 ここで、重いバケツを持ち上げるてこの実験を紹介するのです。
 この時のてこの位置(向き)が大切です。
 子どもから見て、左側にバケツがあり、右側が力を加えるところ、でないといけないのです。
 向きを同じにすることで、実験用てこの実験と、バケツのてこの実験をつなげることができるのです。
 さらに、教科書も、バケツのある作用点が左、真ん中が支点、右側が力点になっています。作用点は左と覚えてしまう子がいたとしても、混乱させないために、最初は、向きをそろえておくべきなのです。

(2005.11.24)