石油枯渇の先の未来

 難しい問題を分かりやすく伝えることの大変さを今回、実感しました。
 6年に石油に関するエネルギーの授業をしたのですが、難しすぎました。
 もっと分かりやすくするために、頭をひねり、フラッシュコンテンツも自分で作ったのでした。

①バランスイーグルを見せる。(つかみ、プラスチック製品→石油)
②石油は資源であり、いつかはなくなる。
「石油がなくなったら、どのくらい困るのでしょうか。
 あまり困らない 少し困る すごく困る」
③石油製品○×クイズをする。
④どのくらい困るか、再度、聞く。
⑤「この問題の解決方法は、2つあります。」
「一つは、石油をなるべく使わないようにすること。」
 「もう一つは、石油がなくても困らないような生活をすることです。」
⑥「石油をなるべく使わないようにするためには、何をしたらいいですか。」
⑦「石油がなくても困らない生活とは、どんな生活ですか。」
⑧「ドイツのフライブルクという街では、こんな方法をとっています。」
ビデオを見せる。(松本英揮さんの「環境首都みやざき」の一シーン)
⑨「ビデオを観て気が付いたことを発表してください。」
車をなるべく使っていない。瓶の色別回収。果物のバラ売り。
⑩「あと、何年ぐらいで石油がなくなるか知っていますか。」予想。
(日本で石油がほんのちょっとしかとれないこと。石油タンカーで往復40日かかるところから運んでくることなども、適時、語る。)
⑪「今日から自分のできることを1つでもいいから書きましょう。」
⑫発表。
⑬「車が石油を使うと、排気ガスというものが出て、空気を汚していきます。
  石油のない生活は、とても不便だけれど、自然にとってはその方がいいのかもしれませんね。」
⑭「石油のない世界は、プラスチックの鷲ではなくて、本当の鷲が空をゆうゆうととべる世界なのでしょうね。」
 (本物の鷲が空を飛んでいる写真を見せる。)
⑮授業の学びと感想を書かせる。

 プラスチックのバランスイーグルから始まり、本物の鷲が空をとんでいる写真で終わらせるのです。
(こういう終わらせ方をしてみたかったのです。) 

(2004.11.14)