1回目の電気の授業では、電気を使う物を書かせ、その中で一番大きなものに○をつけさせました。
今回の石油の授業では、それと似たような手を使いました。
石油がなくて困ることの中で、一番困ることに○をつけなさい。
そして、1人に発表させ、それより困ることを発表させていきました。
すると、飛行機が飛ばないことより、シャンプーを使えないことの方が困るという子も出てきて、笑えました。
私の意見も言いました。
「先生は、船や飛行機が動かないことが一番困ると思っています。日本という国は、たくさんの食べ物を海外から輸入しています。もし、石油がなくて、飛行機や船が動かなかったら、食べ物が日本に入ってきません。そうすると、たくさんの人が死んでしまうからです。」
自給率の低い日本だからこそ、輸送手段がなくなった時、とてつもない打撃を受けるのです。島国ゆえに、船や飛行機でしか、食べ物を運べないのですから。
こういう視点は、子どもにはなかなか出せないので、教師が言うのです。
(2004.11.25)