久保先生の授業のやり方を真似て、授業の最後に、今日の授業で学んだこと・思ったことを書かせるようにしています。
「学んだことが7割ぐらい、思ったことが3割ぐらいになるように」と、補足指示も出します。
そして書けた子から、発表させていくのです。
ただ発表するのが恥ずかしいのか、ほとんど誰も立ちません。時間がない時は、チャイムがなったら、ノートを出して終わる場合も何度かありました。
今日、6年3組でのメイク・ア・ウィッシュの授業をした時のことです。
残り時間が8分ほどありました。
「5人発表したら、ちょっと早いけど、授業を終わることにします。」と、宣言したのです。
すると、5人の子が発表してくれました。(全員男子でしたが。)
その発表に対して、私はコメントしていきます。
「それで、どう思ったの。自分の思ったことも書くのです。」
「今のは思ったことだけで、学んだことが書いてませんね。」
「でも、発表したことは立派です。」
この発表のさせ方をする、いい点は、いくつかあります。
1つは、発表に対する私のコメントによって、どう書けばいいかを学べることです。周りの子も学べますが、発表した子ほどより深く学べます。
次に、発表したくない子は、思わず長く書くことになります。
10分ほど時間をとれた時は、次のように言ってみるのもいいかもしれません。
「発表しなかった子は、10行以上書きなさい。」と。
では、今日書かれたものをいくつか紹介します。
・今、日本にもたくさんの病気の子ががんばって生きていることが分かった。でもその病気の子の夢をかなえるのがボランティアの人たちだと分かった。
病気の子供たちは、一生けん命生きている。けど周りの人たちはその子の夢を実現させようとしている。周りの人から愛されているなーと思った。(明本)
・世界中には、いろいろな人達がいる。私達は、これから、障害者の人達と出会う時もある。そお時は、どのような事をすればいいのかわからないが、私も、その人たちのために何かしてあげたいと思った。(生田)
・いつもニュースで病気のことを話していたとき、た人事だと思い見ていたけれど、自分にかかった時の事を思うとだんだんこわく思えてきた。でも、「メイク・ア・ウィッシュ」で元気づけてくれると幸せな気分になって夢が実現する所があったとは思ってなかった。だから安心した。(廣田)
(2004.12.20)