痴呆症とは何か。それをホームページで調べました。
分かりやすかったのが、老化による「単なるもの忘れ」と比べた説明です。
老化に伴う「単なるもの忘れ」の例・・・
①物の名前を忘れることが多く、物ごと自体は、さほど忘れない。・・・例えば、よくあるのが、ものを指すときや会話のなかで、「あれ」「それ」「こーなって」「あーなって」とか、使います(笑)お年寄りの会話を注意して聞くと、かなり多いです。若い人も歳を増すたびに、よく使い出しますね。
②体験の一部を忘れる。・・・例えば「あれ?ハサミ持ってきたのに何処に置いたかな?」何処に置いたか?ってことだけ忘れてるパターンですね。
③もの忘れを自覚している。・・・「私、また忘れてるわー」って感じ。
④人や場所、時間はほぼ正しく認識できる。
⑤日常生活に大きな支障はきたさない。
「痴呆症」の例・・・
①物の名前だけでなく、物ごと自体も忘れる。・・・「あれがこーなって、あーなって」との会話もできないです。会話が成り立ちにくいです。
②体験全体を忘れる。・・・例えば、ハサミを使用したのに、使用したこと自体忘れてます。「さっきハサミで何切ってたの?」と問うと「私ハサミなんか使ってないよ」ということになります。
③もの忘れの自覚に乏しい。・・・「そんなこと知らないわ、あなた何言ってるの?」って感じ。
④人や場所、時間を正しく認識しにくくなる・・・例えば、自分の子どもを妻だと思ったり、病院に来ているのに自分は何処に来ているのか答えれなかったり、集合は朝8時だと伝えてるのに夜中から待っていたり。
⑤日常生活に大きな支障をきたすことがある。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/purihome/bokechihou.htm
痴呆症の場合、完璧に忘れて、忘れたことさえ自覚していない、ということです。自覚症状がないから、大変なのです。
ホームページで、いろいろと調べている内に、次のような作品があるそうです。
第12回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
『「父さんの出発進行!」~痴呆脱出の読み書き計算~』
仙台や大分では放送される予定があります。これはぜひ見たいものです。
(2003.11.2)