今、産経新聞の朝刊で、「100歳時代」という連載があります。
特別編「不老」への道③「アルツハイマーによる細胞死抑制」に、次のような記述があります。
「現在、わが国の痴呆症患者は約百五十万人。六十五歳以上になると、約7%が痴呆症になるといわれています」
東京都多摩老人医療センター(東村山市)の井藤英喜院長が話す。
二十年後には、痴呆症患者は三百万人になるということです。
痴呆症になる病気の一つが、アルツハイマー病です。
「対症療法しかなく、それも大きな効果はのぞめない。治療にあたっていて、なんとももどかしかった」というのは、かつて東北大学付属病院の神経内科医だった古川勝敏さんだ。
古川氏は、カルシウムイオンの増加が脳の細胞死を引き起こすということを発見しました。
そして、それを抑制する研究をされています。
注目してほしいのは、次の記述です。
このため米国は全米二十都市にアルツハイマー病研究センターを設け、年間約六百億円の老年医学研究費のうち半分の三百億円をアルツハイマー病研究に充てている。
三百億円ですよ。
30000000000円です。
しかし、川島隆太氏の研究では、読み・書き・計算だけで、アルツハイマー病の患者を改善させています。
個人として、アルツハイマー病のための薬を買ったり、治療を受けるには、多くの費用がかかります。
でも、読み・書き・計算なら、誰でもできます。
私は、自分の母親のために作りたいと思ってます。
音読の教材は、字を大きくして、ふりがなをつけます。
(『声に出したい日本語』を拡大するだけでもいいです。)
漢字は、1年生の漢字で、いいかもしれません
計算は、たし算・ひき算・かけ算だけでいいのです。
(2003.11.14)