痴ほう症を、あきらめない

 インターネットで、痴呆症を検索する時、「痴呆」だけでなく「痴ほう」でも調べた方がいいようです。
 この前、読売新聞の記事を書き写している時、「痴ほう症」と書いてありました。もしかするとと思い、パソコンで「ちほう」を検索してみると、「痴呆」と「痴ほう」の両方があったのです。
 どうやら一般的には、「痴ほう」と表記する方が多いようです。
 今回、「痴ほう」で検索してみると、

「痴ほう症を、あきらめない」http://www.e-65.net/index.html

というホームページがありました。
 とっても詳しく痴ほう症のことについての情報が書かれています。
 授業で使えそうなグラフも、たくさんありました。
 このホームページの特に優れたところは、グラフ等の資料にきちんと出典が明記されているところです。出典が明記されていない資料を載せているホームページは、どこまで信じていいのかが分かりません。
 右に紹介するグラフは、「65歳以上の老人人口に対する痴ほう性老人の出現率の推移」です。
 この資料は、厚生省の「1994年、痴呆性老人対策に関する検討会報告」によるものです。
 あくまで予測ですが、科学的根拠はあるようです。

 これは、「痴ほう性老人の年齢階層別出現率」です。
 平成4年2月老計第29号、老健14号「老人保健福祉計画策定に当たっての痴呆老人の把握方法等について」が出典です。
 85歳以上になれば、約3人に1人は、痴ほう症になるということです。
 白寿を迎えて、健康だというのは、すごいことなのです。 

(2003.11.23)