背広を脱がずに

 ベストセラー作家の中谷彰宏氏は、家に帰っても、靴を脱がないそうです。
 家の中は、フローラルなのでしょう。
 私の家は、和式ですから、靴のままというわけにはいきません。
 でも、問題はそんなところにあるのではありません。
 中谷氏は、家に帰っても、靴を脱ぎません。そして、背広も脱ぎません。
 仕事の時と同じ服装のままで、そのまま家で仕事をするのだそうです。
 今まで仕事に向かっていた状態をそのまま維持して仕事をするためです。
 家に帰ったからといって、靴をぬぎ、背広を脱ぎ、ゆったりとした服に着替えたりしていると、仕事からお休みペースになってしまうわけです。
 昨日は、私もそれを真似してみました。
 でも、靴は脱ぎました。背広は着たままで、まず、パソコンの電源を入れ、メールをチェック、いくつかのメールに返信しました。それから、考現学を書いたのですさらに、ルビ付き物語として、修身の野口英世をワープロ打ちしました。次に、土曜日に必要な学力研の封筒を400枚ほど印刷しました。(この印刷だけで3時間近くかかりました。)
 その封筒の印刷中に、明日の授業の準備をし、年末調整の書類を仕上げ、読書もしたのでした。とても充実していました。(今日はのんびりしています。)

(2001.11.8)