せっかく3年生の時に見学しているのですから、それを生かさなければもったいないです。そう、記憶の再現を子どもにさせるのです。
いくつか思いつく問いを書いてみます。
1.三年生の時、モリタポンプへ見学に行ったことを覚えていますか。
覚えている 覚えていない 行っていない
2.モリタポンプで見た物を何でもいいから10個以上書いてみましょう。
3.三年の見学で学んだことを書いてみましょう。
4.モリタポンプは、消防車を作っている会社です。質問を考えましょう。
《消防車を作ることに関しての質問》
《働く人に関する質問》
《消防車に関する質問》
《その他》
3に書かれていることが少なければ、見学に行く必要性は十分あるということです。出された質問に子ども達自身が答えられるかどうかを確かめるのも、よさそうです。
(2001.12.8)
子どもが書いた質問を以下に載せます。多少、丁寧な言葉遣いに直しました。
《消防車を作ることに関しての質問》
・消防車の部品は、約何個ぐらいありますか。
・1台作るのにどれくらいの時間(何日)かかりますか。
・1台を何人の人で作っていますか。
・1日に何台作れるのですか。
・作るときに難しいことは、何ですか。
・今までに何台、消防車を作ってきましたか。
・作っていて、失敗することは、ありますか。(それはどんな失敗ですか。)
・作るときに、いやなにおいは出ますか。
《働く人に関する質問》
・働いている人は、何人ですか。
・1日何時間働いていますか。
・何時まで働いていますか。
・どんなことが疲れますか。(大変ですか。)
・どんなことが楽しいですか。
《消防車に関する質問》
・なぜ消防車は赤いのですか。
・はしご車は、何mまで伸びるのですか。
・時速何kmで走れるのですか。
・消防車の大きさを教えてください。
・重さは何kgありますか。
・運転は、難しいのですか。(どんなところが難しいですか。)
・音(サイレン)は1種類ですか。
これは採用できないな、と思った質問もいくつかありました。
・どうやって作っていますか。(今から、それを見学するのです。)
・給料は、高いですか。(それを聞くのは失礼です。)
・どういう仕組みになっていますか。(それを一言で言うのは、難しすぎます。)
・趣味は何ですか。
(そんなの個人の自由であって、今回の学習とは関係ありません。)
・この仕事を辞めようと思ったことはありますか。
(それは、個人個人の問題ですから、聞けませんよ。)
・火の中に飛び込んで怖くないですか。(それをするのは、消防士さんでしょ。)
子どもに質問させるのは、たのしいですね。
(2001.12.9)