的あてゲーム

 黒井信隆氏の編著『体育遊び・ゲームワンダーランド』(いかだ社)の的あてゲームが楽しかったです。
 ポートボールの台の上に、ダンボール箱を置き、3~4m前に線を引きます。
 そして、スタートの線からボールを持って走ってきて、投げる線からボールを投げるのです。
 当たれば、たいていダンボールがふっとびます。やんちゃな男の子も、静かな女の子は、そうなると嬉しいようです。
 この的あてゲームの準備は簡単です。ボールとポートボール台、やかんで線を引き、ダンボールは折り畳んだものをその場で、組み立てます。
 数分後、変化をつけました。
 スタート線の後方に、新たに線を引き、スタートの線を遠くにしました。
 そして、それまでスタート線だったところが、投げる線となるのです。
 でも、まだ前の方の線で当てられなかった子は、前の線から投げます。
 そういうことをくり返して、どんどん後方に線を引いていきました。
 投げるのがうまい子も、これで挑戦欲があがるというものです。
 ところが、まだ1回もボールを当ててない子がいます。3mでも届かないのです。その子らのために、ポートボール台に近い線をもう一本引きました。  

(1999.11.17)