習字指導は誰でもできる

 書写専科として、今日、最後の習字指導が終わった。
 今回、荒井健司氏の「習字指導の10原則」を参考にしながら、習字を教えていく内に、習字指導には、ほんの少しだけ自信を持てるようになってきた。

 1回目…練習。
 2回目…清書。

 例えば「校庭」や「風向」などの文字を書かせる時、第1回目は練習をさせる。そして、最後には練習の清書を1枚出させる。次の2回目が、清書である。
 習字指導がうまくなる秘訣は、1回目と2回目の間にある。

練習の清書に朱筆を入れる。
  ①手本とそっくりの部分は、小さく赤丸。
  ②手本と違う部分は、その字の上から朱筆で正しく書く。
  ③赤丸の数を点数にして書く。

 この「練習の清書への朱筆」は、へたすると1クラスで1時間ぐらいかかる。 しかし、1時間も手本とにらめっこして朱を入れるおかげで、どこをどのように書けばいいかが、つかめて来るのである。

(1998.11.19)