「長さ」の単元も二日目だが、休みが多いので、簡単に終えた。
『1mは、何cmですか?』
板書は「1m= 」と、書いた。
『ノートに書きなさい。できたらできたと言いなさい。』
これから、やっとノートが出る。ノートを忘れて、紙をとりに行く子もいる。ここんとこの鍛え方をもっと出来るようにならなければ。
「できた。」
『早い、早い子は賢い。』これは、いわゆる向山式算数のほめ方である。
その後、次のように板書されていった。
1m=100cm 100cm=1m
2m=200cm 200cm=2m
1m40cm=140cm 140cm=1m40cm
2m65cm=265cm 265cm=2m65cm
左の問題のあと、『ねんのために…』と言って、右の問題を出した。
向山洋一氏のこの『ねんのために…』が、実は、とても大事な確認になってるのではないだろうか。
この後、黒板に右の3問書き、私のところへノートを持ってくるように指示した。
①1m20cm= cm
②195cm= m cm
③1m9cm= cm
私が見て、○か/をつけるのは、③だけである。予想通り、次々と/をつけることになった。
○をもらった子は、ドリルをやらせた。
早い子は、そのドリルもすぐに終わらせる。最初の2人には、①と②の答えを黒板に書かせた。
数分後、『答え合わせをします。』
黒板の答えを書いた子に、読ませていく。
『こう書いた人?』と、私は全員に問う。手があがる。
『その通り。○をつけなさい。』
そして、③の問題に入る。
『まちがえの答えをいくつか紹介します。例えば19cm。』
ここで、1mさしを出し、1m9cmがどのぐらいか示し、
『これが19cmになるって、変だよね。』と、子ども達に問い返す。
「うん、うん。」間違いを楽しむわけである。
190cmという間違いもあったので、それも同じように間違いであることを具体的に示す。そして、正解の109cmをつげるのだ。これで終わりである。
(1998.1.23)