年賀状についても、百科事典（『総合大百科』）で調べてみると、おもしろいことがわかります。そこで、問題です。

　年賀状というのは、本来、何月何日に書くものなのでしょうか。

　 12月の何日かだと思った人は、不正解です。
　では、正解の書かれたところを引用してみましょう。

　年賀状はまた書き初め習慣の代替物としての性格ももつため、本来は1月2日の書き初めの日に書き、松の内(1月7日まで)にだすのがただしいとされる。けれども前年末に書けば元旦にとどく郵便制度(年賀特別郵便)がうちだされているため、現在では1月2日に書く人は少なくなった。

　本来は、１月２日に書くのです。
　ところで、年賀特別郵便という制度は、日本独自のものだそうです。
　さらに、1949年にお年玉付きになったことで、年賀状の数が飛躍的に増えたそうです。みんなくじにつられたわけですね。（私もそうですが。）

（2000.1.3）