今、図工では版画の多色刷りを浮世絵の模写でやっています。
浮世絵というのは、著作権がきれているので、インターネット上に、たくさん紹介されています。
それをパソコンの時間に子どもに見せ、自分が模写したいものを選ばせました。 子どもが選んだ浮世絵を1種類につき1枚だけカラー印刷します。(数人が同じ浮世絵を選んでいる場合、足りない数はコピーしました。)
次に、藁半紙に浮世絵を鉛筆で模写します。
鉛筆模写が終わったら、サインペンでなぞります。そうすると、ひっくりかえしても、絵がすけて見えます。
模写した下絵を裏返して、上部の方を版画の板にセロテープで貼り付けます。 それから、カーボンを敷いて、ボールペンで裏返しの絵をなぞるのです。
この後、版画の板を線彫りしていきます。
黒画用紙で刷るので、彫ったところ(線のところ)が黒くなるわけです。
あとは、版画の板に絵の具の色をつけて、刷っていくだけです。
下絵さえできれば、あとは結構簡単に早くできそうな感じです。
日本の伝統芸術である浮世絵を模写する、というのも、大切な学習なのでしょうね。
(2002.1.21)