借りている本があったので、急いで読んでいるところです。
和田秀樹『この差はなにか?勉強のできる人できない人
~頭の問題か?やり方か?環境の問題?~』(中経出版)2002.2.28
教師の場合、勉強のできる人=仕事のできる人、と言っていいかもしれません。
ここでいう勉強というのは、教師の勉強ということを含めています。
この本の中には、「勉強のできない人」のタイプが5つ紹介されています。「やる気が空回りする人」「凡ミスでめげる人」「集中力が足りない人」「自信があって要領もよいが結果がでない人」「成績にこだわりすぎる人」の5つです。
この5つの中で、私に合うタイプは「集中力が足りない人」となります。
中高年の場合は、長年の経験があるために物事にいちいち感動しない。そのうえに勘を働かせれば、同じ仕事を続けている限りはある程度は生きられるわけで、わざわざ勉強しなくても対応できる面があります。また、脳の前頭葉といわれる場所の老化が始まっていることも多く、自発性や感情機能が低下している。そのため、勉強に対して日常的に感度を磨いたり、アテンションを高める必要を感じない場合があり、しかも習慣化しているケースが見られます。
自分の今にぴったり当たるなぁ、と思ってしまいます。
この解決方法が載っていなければ、この本の価値はありません。
こうしたときは、生活や勉強について「型」にはめて導くほうがよい場合があります。「型」にはめるのは自分自身の意思でもいいし、しかるべき医師や教師あるいは専門家でもいいのです。たとえば、机の前に三〇分座っていることを朝の日課として決めてあげるとか、一日に教科書五ページは必ず目を通せばよいと決めたりして行動パターンに道筋をつけて、気分的な安心感を保障してあげるといったことです。本人にとっては嫌な勉強でも義務をこなせば解放されるというルールが重要になるのです。
この「型」はめは、自分に合ってるように思います。例えば、この考現学が毎日書き続けられるのも、「毎日書く」という型はめをしているからです。
いくつか思いつく、「型」を考えてみます。
①毎日、TOSSランドの実践を10本読む。
②一週間に一度は、今までしたことのない授業を追試する。
③教室でいつでも遊べるゲームを5つ用意しておく。(1つ使えば、1つ補充する。)
書けばいくらでも書けそうですが、たくさん書きすぎると、負担になるだけで何もできなくなりそうです。
(2003.1.7)