和田秀樹氏の『勉強のできる人できない人』から、再び引用します。
社会人としての勉強は、執拗な確認から……
勉強は、単に教養を高めるためにのみするのではありません。あくまで実務に通じるものであることが必要です。そのためには、一度、理解したことでも、ちょっとでも不安を感じたら、繰り返し見直し、執拗に内容を確認する姿勢が求められます。
社会人が勉強する場合、注意すべき点は、一部、資格試験勉強を例外として、学んだことをやりっぱなしにしてしまうことです。これは意外に多くみられます。理由として考えられることは、経験的にわかったと思い込むケースが多いからです。これは、誰もが陥りがちな落とし穴です。
教師の勉強は、特に実務に通じるものが、多いです。それなのに、読み返してない教育書が、何冊あることやら。和田氏の書くように、一度読んだことで、わかったつもりになってしまっているのでしょう。
私の場合、マンガはよく読み直します。10回以上読み直したマンガもあるぐらいです。教育書はというと、さっぱりですね。これではいけませんね。
(2003.1.12)