4年の面積を求める授業を参観しました。
1㎠のマスが何個分で、面積を求めます。
子ども達はたいてい「ヨコに6こ、タテに4こだから、6×4で24。答え24㎠」というように考えて答えます。
でもその後、長方形の面積の公式を「タテ×ヨコ」としてしまいます。
このままだと、子どもは平気で、ヨコ×タテの式を書いてしまうのです。
なんで、長方形の面積を求める公式は、タテ×ヨコなのでしょうか。ヨコ×タテの方が、自然な流れで納得できそうです。
では、私なら、どう授業するか。
ヨコ×タテとタテ×ヨコの両方の求め方を子どもから出させます。
どちらも答えは同じです。
公式としてどちらか一つ覚えるのだとしたら、タテ・ヨコの順序の方が日本語として普通に使われるので、「タテ×ヨコ」で求めることに決めてしまうのです。
「どちらでも答えは同じなんだけど、多くのえらい数学者が集まって、タテ×ヨコにしようと決めたのです。ですから、君たちもタテ×ヨコで長方形の面積の公式を覚えなさい。」
とぐらい言えばいいのではないでしょうか。
(2005.1.27)