磁石と電磁石のちがい

 6年理科、「電磁石のはたらき」第1時で出た「今日学んだこと」です。

 きょうは、磁石と電磁石について、まなびました。磁石について、しってることを5こかきました。わたしが、しらないことが、いっぱいでてきました。アルミニウムは、磁石に、くっつかないことがわかりました。電磁石は電気を流したときだけ、と言うことが、わかりました。(河野)

「「電磁石」という言葉を2つで分けるとすると、どこで切れますか。」
 これが最初に聞いたことです。
「電+磁石」なのか「電磁+石」なのか。
 正解は「電(気)+磁石」です。
「磁石について知っていないと、電磁石は分かりません。」
 そこで、磁石について知っていることをノートに書かせました。
 番号を打って、5つ書けた子から、私にノートを持ってきます。
「2番書いて」「5番がいいな」という私の指示の元、黒板には、次のような知ってることが並びました。

・N極とS極がある。(宮本)      ・SとSはくっつかない。(吉村)
・NとSでは引きあう(阿部)      ・金属にくっつく。(河野)
・電気を通す。(伊藤)         ・アルミニウムは磁石につかない。(森)
・銅はくっつかない。(青山)      ・砂鉄を吸い寄せる。(大野)
・磁石同士くっつけることが出来るのと出来ないのがある。(立石)
・方位じしんでもしらべられる。(河島) ・赤の色がついた磁石がある。(豊永)
・砂鉄がある。(松崎)         ・授業中に使われる。(山南)

 N極S極以外に、+(プラス)-(マイナス)を書いている子もいました。
 どちらかだけが正しいか、どちらとも正しいかを問うと、どちらとも正しいと思っている子が半数以上いました。
「磁石はN極とS極です。+と-は、乾電池などで使います。」
 磁石に金属がつく、という問題でも意見が分かれました。
 磁石にアルミニウムがつくかどうかを聞いた後、実際にやって見せました。もちろん、アルミニウムはつきません。
「金属で磁石につくのは、鉄だけです。」
 方位磁針の針が磁石かどうかも確認し、N極が北、南どちらを指すかも確認しました。ここらへんの抑えをしっかりしておかないと、電磁石の性質が十分には理解できません。
「では、電磁石とは何でしょう。予想してみましょう。」
 この予想は、難しかったようです。
「電気を流したときだけ磁石になるもの」これを電磁石の定義としました。
 この後、映像で、電磁石のはたらきを簡単に見せたのでした。

(2007.1.10)