指名なし討論へのステップ

 伴一孝『映像CD だれでもできる討論3つのステップ』(2007年12月NPO法人子ども未来ネット5000円)をMDに録音して聴きました。
 ここでいう討論とは、子どもが自ら立ってする指名なし討論のことです。

ステップ1 指名なし朗読ができる。
ステップ2 指名なし発表ができる。
ステップ3 指名なし討論ができる。

 それぞれのステップを達成するのに2ヶ月ぐらいかかるそうです。
 ステップ1の指名なし朗読もいきなりはできません。最初は、列指名で朗読させていくそうです。また、列指名による発表も毎日やり、発表への耐性をつけてくそうです。
 指名なしとなると、最初は数人朗読すればいい方です。その最初の数人を大いにほめるそうです。決して、朗読しなかったことをつめてはいけないそうです。
 各ステップを達成するポイントは、継続的にすることとほめることの2つといえます。教師が焦ってしまってはいけません。
 こういう継続的な指導は、やはり担任でないとできません。
 4年間担任を離れていましたが、来年は違う学校で担任を持ちそうな予感があります。(どんな立場になっても、そこでがんばるだけですが。)

(2008.1.13)