問題作りから調べ学習へ

『わたしたちの大阪3・4年下』(大阪書籍)のP.50にある表です。
 この表に関する記述が以下の通りです。
 大阪市中央おろし売市場には、全国各地、そして外国からもいろいろな食料品が送られてきます。
 やさいは、北海道・長野県・徳島県からたくさん送られてきます。くだものは、フィリピンやアメリカ合衆国が多く、水産物も外国かられいとうされて送られてきます。
 この記述の左下に、この表があったわけです。
 今回、この表を元に、問題作りをさせようと考えています。問題にしなければ、この表の意味が子どもには理解できないように思うからです。
 子どものノートには、問題と答えを自分で書かせて、板書させる時は、問題だけ板書させ、問題を出した子が当てるようにしていきます。
 授業前に、私も10問ほど問題を作ってみます。

①この表の題名は何ですか。(大阪市に集まる食料品のおもな産地)
②何年に発行された表ですか。(2004年)
③どこが調べたものですか。(大阪市中央卸売市場)
④何年のものを調べたのですか。(2003年)
⑤緑○は何を表していますか。(やさい)
⑥赤○は何を表していますか。(くだもの)
⑦青○は何を表していますか。(水産物)
⑧青森から大阪に送られてくるものは何ですか。(くだもの)
⑨青森から送られてくるくだものの量は何tですか。(1万5000t)
⑩フィリピンからは何が送られてきますか。(くだもの)
⑪一番多くやさい送ってくるのはどこですか。(北海道)
⑫徳島からは、何がどのぐらい送られてきますか。(やさいが3万t)
⑬一番たくさん大阪に送られてくるものはどれですか。(やさい)

 問題を扱った後、調べてみたいことを書かせる方がよさそうです。
「北海道からは、どんなやさいが大阪に送られてきてるのかな。」
「なんで遠い外国からくだものを送ってもらうのかな。」
などという疑問が出され、それが調べ活動につながることが大切なのではないでしょうか。
 表から事実を読みとり、さらにそこから調べたいことを見つけるわけです。

(2009.1.12)