プラス思考を教える

 小河直之氏の実践「前向きな言葉で自分を明るくしよう」を明日追試するつもりです。
 最初に『はじめの一歩』というマンガを紹介しています。
 いじめられっ子だった一歩くんが、ボクシングを通して強くなっていくマンガです。その一歩くんがよく言うセリフとして、次のものが紹介されています。
「立つんだ!」「僕は強くなったね!」「負けるもんか!」「勝つのはぼくだ!」「僕はボクシングが好きなんだ!」
 この『はじめの一歩』はアニメにもなっていました。全75話。
 とりあえず1話を見ました。すると面白いので、ぶっつづけで7話まで見てしまいました。どんどん強くなっていくのを見るのは面白いものです。
 授業では、イチロー選手の打席に入る前に必ず心の中で言う言葉も紹介されています。「打てる 打てる」です。
 インターネットで、「イチロー プラス思考」で検索すると、

イチローは、高校2年のとき交通事故にあってます。その時を振り返って
『交通事故のおかげで速い球が投げられなくなった。結果的に打者としてプロを目指すきっかけをくれたのは、交通事故なんですね。』
マイナスに考えてしまいそうなところですが、「野球人生の機点」と考えました。

という逸話もあったので、授業の中であわせて紹介するつもりです。
 陸上の末続慎吾選手の「今日も速くなったぞ。がんばった俺。」の紹介の後、夜回り先生の水谷修氏の言葉が紹介されます。

ことばは恐ろしいものです。
ことばはもうひとりの自分を作り上げます。
本当の自分を、作られたもうひとりの自分に合わせてしまいます。
「苦しい」といえば、もっと苦しくなります。
「死にたい」といえば、本当に死にたくなります。
ことばは、それを語った人に責任を取らせるのです。
語りつづければ、いつの間にかその人の人生を支配します。
どうかことばを、いい加減にあつかわないでください。

 水谷修著『こどもたちへ』からとられた言葉です。
「ことばは、それを語った人に責任を取らせる。」
「語りつづければ、いつの間にかその人の人生を支配します。」
 この二つのフレーズが授業の肝になっていきます。
 以前、斎藤一人さんから聞いた言葉に、次のものがあります。
「牛丼が食べたいのに、お店で「きつねうどん」と言えば、きつねうどんが出る。」
 ようは、口に出した言葉が自分の未来を形作っていくわけです。
 子ども達には、自分の未来に向け、プラスの言葉を語らしていきたいものです。

(2010.1.17)