電気をつくるときのゴミ

 谷和樹『電気のゴミ テキスト基礎編 電気をつくるときのゴミ~人の生活とゴミ~』(エネルギー教育全国協議会)を使って授業をしました。
 15ページの冊子ですが、1時間で終わらせてしまいました。
 最初は、教室のゴミ・家庭のゴミという身近な題材から導入し、ものづくりから出るゴミ、電気をつくるときのゴミへと発展していきます。リサイクルされるものとリサイクルされないものがあり、産業廃棄物や火力発電所から出る二酸化炭素というゴミ、原子力発電所から出る使用ずみ燃料というゴミなどが紹介され、それらのものは地中に埋められることを学びます。
 子どもたちの感想です。

・電気にゴミが出るなんて全然知らなかった。放射性廃棄物には低レベルや高レベルがある。ゴミが埋立地になるならもしかしたら、世界がつながるかもしれない。
・ゴミをへらす事はできるけど、完全になくす事は絶対に無理だと思いました。人間が何をしても息をすったりはいたりしているのだから、プラスチックや紙くずをへらせても全ては無理!でも火力発電所からでる二酸化炭素はハンパないと分かりました。
・9ページの牛乳パック6枚でトイレットペーパーになるのは、すごい!!ほかにもいろいろなものにへんしんする!!この勉強は、むずかしかったけどいろいろなことがわかりました!!
・今日は、ゴミが、かならずでると言う事がわかりました。あと、二酸化炭素が600万トンなんてびっくり!しました。リサイクルできないゴミは、一言でいうと、埋めると言う事がわかりました。
・電気をつくるときのゴミを使ってみて、少し分かりました。わたしたちは、ゴミを出さずに、生活は、出来ないことが分かりました。あぶないゴミは、地下三百メートルにうめると言うことは、すごいと思いました。
・人間がいるかぎり、ゴミが出るということと、ゴミは、リサイクルできる物と、できない物がある。一言でいえば地中に埋めるのです。ゴミは、埋立地に行く。放射能のレベルの高いゴミ(高レベル放射性廃棄物)は、きけんだから、地中深く300mにも深く埋めなければならない。
・このべんきょうで地球のくうきはめっちゃきたないとあらためてしった。エントロピーの法則はほんとうにそのとおりだと思った。ゴミをリサイクルしたりして人はゴミをできるだけださないようにしている。

 こうして感想を読んでいると、難しい内容を1時間で飛ばしてやったけれど、結構分かってるじゃん、という感じです。
 この感想をある所に送ると、なんと、1人1冊TOSSノートがもらえるのです。(ノートがもらいたくて、授業した面があります。)

(2010.1.18)